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チリ弾圧の歴史を描く3部作最終章『夢のアンデス』南米ドキュメンタリー映画の巨匠、パトリシオ・グスマン監督最新作。10月9日(土)より岩波ホールほか全国順次公開。

パトリシオ・グスマン監督最新作『夢のアンデス』が2021年10月9日(土)より岩波ホールほかにて全国順次公開となります。2019年カンヌ国際映画祭で賞賛され、最優秀ドキュメンタリー賞とインディペンデント批評家賞をW受賞した作品です。

壮大な山々の稜線と人々の対比が印象的なポスターデザインは、数多くの映画作品を手掛ける、グラフィックデザイナーの大島依提亜氏によるものです。

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『光のノスタルジア』『真珠のボタン』に続く、チリ弾圧の歴史を描く3部作最終章

絶望をこえ、過去と未来を見据え、どう生きるべきか、私たちの「今」を問う。

1973年9月11日、チリ・軍事クーデター。世界で初めて選挙によって選出されたサルバドール・アジェンデの社会主義政権を、米国CIAの支援のもと、アウグスト・ピノチェトの指揮する軍部が武力で覆した。ピノチェト政権は左派をねこそぎ投獄し、3000人を超える市民が虐殺された。南米ドキュメンタリーの巨匠パトリシオ・グスマン監督は、40年以上にも渡りチリの弾圧の歴史を描いてきた。『光のノスタルジア』(10)『真珠のボタン』(15)に続く一大叙事詩最終章となる本作は、かつて『チリの闘い』(1975-1978)で映像に残した、永遠に失われた輝かしいアジェンデ時代の歴史と、クーデター後、新自由主義の実験の場となってしまった祖国の現状を、アンデスのように俯瞰した視座から改めて見つめ直す。

監督・脚本:パトリシオ・グスマン
撮影:サミュエル・ラフ
編集:エマニュエル・ジョリー、パブロ・サラス
録音:アルバロ・シルヴァ・ウス、アイメリク・デュパス、クレア・カフ/音楽:ミランダ・イ・トバー
出演:フランシスコ・ガシトゥア、ビセンテ・ガハルド、パブロ・サラス、ホルヘ・バラディットほか
(チリ、フランス/2019年/85分/16:9/スペイン語/原題:The Cordillera of dreams)
日本語字幕:原田りえ 配給・宣伝:アップリンク

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