Yusuke Kawabata(ドクセル運営)

スライド共有サービスのドクセルを運営しています。こんにちは。

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最近の記事

生成AIをどのように自社の環境に組み込むべきか~2023レポートから1年~

昨年、生成AIに関するスライド資料を公開しました。おかげさまでたくさんの人に読んでいただきました。 1年間たち、毎月のように新しいニュースが入ってきていますので、2024年になって「そろそろわが社も取り組みたい」という企業向けに振り返りとアップデートを書きたいと思います。 企業での実用に耐えうるのはまだテキスト処理が中心GPT-4がマルチモーダルを発表して以降、画像の分析と生成、動画、音声など様々な応用例が生まれました。しかしながらその精度・速度などをみるとまだまだ企業の

    • レベニューエンジニア・エンジニアリングという概念を流行らせたい

      ここ数日、サーバサイドGTMをずっと学んでるんですが、この領域の情報が少なくだいぶ苦戦しました。周囲のマーケターに聞いても、FacebookのCAPIの実装は進んでいるが、サーバサイドGTMの話はあまり聞かないとのことでした。 もしかしたらこれを機会にCDP導入まで行ってるのかもしれませんね。あるいは、広告計測のみだったらアドエビスとかそっちだけ使うとか。 マーケティングツール難しい問題 さて、私はどちらかといえばエンジニアよりなんですが、過去広告代理店にも在籍していたの

      • 小規模SaaS向けコミコミ月5万円以内でマーケティング(SFA/CDP/MA/AFF/CS)ツールを探す旅に出ている

        コンサルをしていたころは、クライアントも大規模だったので、やれMarketoだSalesForceのMarketingCloudだHubspotだそこにKarteも足してやれ、データはsnowflakeだみたいな話が飛び交っていたわけですが、翻って自社やお手伝いいているスタートアップでは、小規模でシンプルでいいので安く活用できるものが求められます。 そこで、いろいろツールを探しまくっては検討した過程を書くので、ぜひご意見いただきたいです。 用語解説 本記事における略語は

        • 出版社に関するケーススタディメモ

          どこに書くのか悩んだのでこの場をお借りします。マイナビ出版の角竹さんがシェアしてて、DXコンサルの端くれである自分も非常に興味を持ったので、何が起きているのか自分なりに言語化しておきたいと思いました。 こちらの記事および、takaiさんが現在担当されているyoiをざっとみました。 自分は出版社のビジネスモデルはあまり知らないのですが、絵や字でコンテンツを書く人がいて、編集者が紙にパッケージし、取次を通じて書店に売る。再販制度があるので価格は全国均一。ただし10年ほど前から

        生成AIをどのように自社の環境に組み込むべきか~2023レポートから1年~

          AIの時代になってしまったので、事業を「手作業ベース」でいちど考えてみる

          ChatGPTと戯れていると、有能なエンジニアあがりの秘書のような、何でも知ってるエージェントという感じがしますよね。そこでふと事業の現場でつねづね提案しては却下された、あることができるのではないかと思ってきてしまいました。 それシステム化いります?エンジニアの方はわかってもらえるかもしれませんが、工数とかがわかるようになってくると「作るより人間を使った方が安い」というような業務があること多いですよね。損益分岐点が見えてくるというか。 歴の長い企業だと、営業マンとか営業事

          AIの時代になってしまったので、事業を「手作業ベース」でいちど考えてみる

          エンタープライズ企業からみたChatGPTの脅威と活用について

          本日はいつもサービス運営の話を書いてきたのですが、あまりにChatGPTが衝撃的だったのでエンタープライズ×ChatGPTで1本書こうと思います。また、本内容をもとに2時間くらいのセミナーを行う予定です。有料ですが、その分なんら次のビジネスにつなげたいとかではないので、コンサルや広告代理店の方もご参加、資料をお持ち帰りいただける奴をやります。 初めての方向け:本noteではスライド共有サイトドクセルを運営する中での思ったことを書いてきましたが、別で新規事業やそれを支える情シ

          エンタープライズ企業からみたChatGPTの脅威と活用について

          【差別化しないと死んじゃう病】顧客のペインを考えろとは言うけれど、机上では解像度が低いので最大公約数でやりたい話

          延長戦第2回。タイトルを長くしてみるテスト。プロダクトづくりが不慣れな人に多いのですが、企画会議をやっていると、とにかく業界的に目新しいものや既存サービスにない差別化要因を作ることばかりに執着してしまうことがあります。 気持ちはわかる、わかるよ。でもきみの経験値では、いやほとんどの人は、残念ながら解像度の高いペインはそうそう見えてこないんだ。特に机上の企画会議ではね。ごめんね。とういう気持ちで企画会議で置物になることが多いです。 「起業家ではなく雇われのPdM(or候補生

          【差別化しないと死んじゃう病】顧客のペインを考えろとは言うけれど、机上では解像度が低いので最大公約数でやりたい話

          小規模SaaSは980円の値付けをしてはいけない

          こんにちは、これはおまけ回です。友人が一連の投稿をみて、値付けについても書いてほしい。とリクエストというかネタを教えてくれたので書きます。 小規模でないSaaSはこちらをご参照ください。しかし、ここにはあんまり具体的にいくらってのが書いてないんですよね。なのでイメージを中心に話します。 個人・組織によって1万円の価値は違うむかしそういう話をブログに書きましたが、お金をもらう側も払う側も、1万円の価値は違うということにまず留意しましょう。 たとえば、うちの子供(中学生)が

          小規模SaaSは980円の値付けをしてはいけない

          ドクセルはどんな人が使っているのか?

          ここまで4つの記事を書いてきました。ドクセルがどう成長し、スライド枚数みたいなものを追い求めるプレスリリースはやめて、エコシステムとしてより使ってもらえる、永続化できるようにスタッフとともにやっていくにあたり、ドクセルがどういう経営方針なのかを書いてみました。 ちょっと脂っこい話が多かったので箸休めみたいな話を。ドクセルはどんな人が使っているのか?です。 ドクセルは開始した当時、99%エンジニアが技術の話を発表するのに使ってくれていました。その後、少しではありますが弁護士

          ドクセルはどんな人が使っているのか?

          プラットフォーム・CGM なんで潰れてしまうん? / エンジニア版お金配りおじさん

          ドクセル運営日記、4本目です。これで3日坊主はクリアしましたね。きょうはエンジニア属性の人がどうマーケットの中を泳ぐかについて、とてもシンプルなアイデアを書きます。 人を集めたければお金を配るといいよ僕は10代後半から20代前半にかけて、自己啓発的なものにはまった時期があり、プレジデント誌を年間購読したりビジネスセミナーに参加したり、何かになりたい、でもなにも持たない若者でした。そんな中で、印象に残っていた人の話があります。それがこの冒頭の言葉です 「あなたがセミナーとか

          プラットフォーム・CGM なんで潰れてしまうん? / エンジニア版お金配りおじさん

          ドクセルはスモールビジネスから始める

          今日は、ドクセルは(今のところ)なにではないか、の話です。一言でいうとドクセルはスモールビジネスです。町のパン屋さんのように、細々と楽しくやっております。 投資資金でレバレッジをかけて急成長させる会社ではありません おおよそtoBからお代をいただくことを考えています。 この本の内容に近いわけです。 ただ、この本のおすすめ業種にSaaSの運営はでてきません。広告代理店とか、Web製作とか、そういうすぐお金になるものをまずは勧めています。ではドクセルはなにがスモールビジネ

          ドクセルはスモールビジネスから始める

          ドクセルの成長について

          こんにちは、あれこれと考察を書く前にまず今のドクセルについて、数字で見えるところを書いていきたいと思います。1年半ほどの運営でどの程度成長したかですね。 PV: 1日200程度から3,000弱まで(15倍)こちらは、まだまだ伸ばせる余地はあると思うのですが、スライドというまじめな内容が多いわりには伸びていますね。みなさまが素敵なスライドを投稿していただいているおかげです。なお、この数字にはスライドをめくる回数は含まれておりません。 ユーザ数:2,000越え スライド数:8

          ドクセルの成長について

          ドクセルの運営noteをはじめます

          はじめまして。ドクセルを運営している川畑です。スライド共有サイトのドクセルというサービスを1年半ほど前にたちあげて、順調に成長してきたので、サービスを運営する中での気づきを書いてみようとnoteを立ち上げました。 あまり頻度としては高くないかもしれませんが、数か月に一度でも振り返って書いてみようと思います。 (noteにもドクセルは埋め込めます) 運営noteを公開する理由ドクセルの運営noteを公開する理由はいくつかあるのですが、最も大きなものはその性質上「サービスなく

          ドクセルの運営noteをはじめます