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【詩】四

僕の受験番号は四だった
死ぬの四か
不吉だなぁ
そう呟いた

隣の母が僕の受験票を覗いて言った
あら、いい数字じゃないの
幸せの四ね
それにね四は割りきれるから
しあわせを分け与えられるのよ

世界は人の数だけある
人の心が世界を創る

だから生きることが
辛くなるか楽しくなるかは
きみしだい



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