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スタバのインテリアを再現】分析でわかった!オシャレのコツ、大公開します

こんにちは、崇島です。
今回は、「自宅で再現するスタバのインテリア」というテーマです。
スターバックスの新宿の店舗をお手本に、どのような理論でできているか、再現するにはどうすればいいのかを細かく分析しながら解説していこうと思います。

①空間の使い方

スタバの店内は、天井が黒く下に行くにつれて明るい色になっています。

いわゆるセオリーとしては、上に向かって明るくなっていくようなものが一般的です。その方が天井が高く、広く見えるからです。

ではなぜ普通と逆になっているのでしょう?

それは、注目させたい部分があるからです。
天井とはいえ明るい部分があると、ポイントの部分以外にも目が向いてしまうので視線が拡散されます。
全体的に暗い色にすることで、ポイントの部分だけが目立つ作りにできるのです。

②カラーバランス

では天井以外の色はどうでしょう。
壁はグレーでテクスチャーが特徴的なもの、床もグレーでモルタルのような風合いがあります。

上から下に向けてグラデーションのように明るくなっています。
そのほかの家具は木製で、自然に溶け込んでいます。
全体的に主張のある派手な物や色はないです。

その中でメニューのポスターだけが目立つようにカラフルです。
他を一切強調しないことで、ポイントを一つわかりやすく目立たせる効果を狙っています。

③テクスチャー(質感)

キッチンの奥にあるタイル、壁も雰囲気がある質感。
シンプルでフラットな店内なのに、素材で深みのある印象を作っています。

④視覚効果

全体的に平面的なつくりですが、入り口からの壁際のカウンターにはわざと凹みがあり、アートポスターがたくさん飾られています。
これはなぜでしょうか?

入り口にある商品棚には、所狭しとコーヒー豆やタンブラーなどが並べられています。

店内のシンプルさに比べるとその場所だけがアイテムが多く、そのままだとバランスがおかしく見えてしまうからです。
一部だけにアイテムが集まりすぎると、その場所はごちゃごちゃして見え、そのほかは殺風景に感じてしまいます。

それを補うために、リズム感を出すように3連続の複雑性の出る部分があるのです。

⑤オブジェクト

カウンターの内側に置いてあるものにも注目してみましょう。
調理器具や家電は色を統一してあるのがわかると思います。
黒かグレー、または木目のもの。白い家電があったりしません。

自宅で再現する際はここも気をつけましょう。
彩度が低いカラーで家電を統一すれば、スタバ風のインテリアに近づきます。

ここではしっかり目立たないように色合わせをするのが大きなポイントです。

⑥照明の使い方

店内の明るさは基本的に強い自然光に頼っており、照明はサブ的に使われています。

目立たせるところにピンポイントでスポットライトが当たっていて、各テーブル、レジ脇の商品棚、レジ、ショーケース、ポスターなどを明るく照らしています。

これは視線の誘導の役割もあり、どこに向かえばいいかを照明で自然にわかるようにしているのです。

暗さと明るさのメリハリが強くなっているのがポイントです。
自宅で再現する時は部屋全体を照らす照明は使わず、ダイニングテーブルやソファの手元などにスポットライトでピンポイントに明るさを出して、多灯で雰囲気を作るようなやり方で寄せていくようなイメージです。

⑦自然光の使い方

店内はとても明るい自然光ですが、これは窓の角度が絶妙で、奥から入り口までの正面に向けて光がしっかり入るようになっています。
作りとしては、入って左奥とレジに対して「サイド光」が当たります。
インテリアの雰囲気をよく見せるのにこのサイド光はすごく効果的で、メインで見せたい部分の演出にはぜひ取り入れたいテクニックです。

サイド光の何がそんなに良いかというと、たとえば椅子を置いたときに表になる座面は光って明るくなり、裏になった部分は影になりコントラストが強く出るため、見える画面にメリハリがつき美しく見えるのです。

他にも、グレーの壁は明→暗のグラデーションになり、カウンターのタイルも光が当たる面と横向きの面でコントラストがつく、さらに凹凸も光と影によって立体感がでて雰囲気が良くなるというわけです。

また、奥のカウンターは座って正面が窓になりますが、これは飲み物や食べ物の写真は逆光が映えるため、その効果を狙ってのものになります。

「オシャレに見える光の使い方」ひとつとっても、これほどまでに計算されたインテリアなわけです。

⑧割合、比率

色や物の割合についてですが、

床、壁など  グレー40%
カウンターなど ウッド30%
天井、機材など 黒 30%

くらいの割合になっています。
ところが、照明効果で色の見え方が変わるのです。

照明が当たったウッドが目立って、30%→50%くらいの印象になっています。
黒には光の効果はなく30%のままで、グレーは一番多いにも関わらず残りの20%程度にしか感じられません。

割合は多いのになぜかというと、そもそも地味な色であること、人は自然と全体を見るため床のグレーはあまり目に入らないということ、
さらに黒は強い色、ウッドはカラーもありライトが当たるため、グレーはこのインテリアの中で一番目立たない脇役の色になっているのです。

印象は演出によって変えられる、注目ポイントは自分でコントロールできる、ということです。

自宅で再現する時のポイント

このように、スターバックスのインテリアはかなり計算されたものになっているのがわかりました、。

スタバ風インテリアを自宅で再現するには、主役になるお気に入りの目立たせたい部分を決めるのがまずは大切です。それ以外のところは暗くして、メインの場所をスポットライトで注目させるように作ります。

カラーはバランスを意識しながら黒、木、グレーをベースに、ほんの少しグリーンを加えるとぐっとスタバっぽくなります。
看板とスタッフのエプロンの色であるダークグリーンを、例えばクッションや鉢カバー、アートの一部など1〜2箇所に入れてみましょう。

壁や家電などもグレーや黒に、その他のものもダークトーンを選ぶのがポイントです。

これから1人暮らしをする方や、新生活でインテリアをガラッと変えたい方はもちろん、少しでも雰囲気をよくしたい方はぜひ参考にしてみてください。

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