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【ホテルライクのインテリア】分析でわかった、一人暮らしでも再現できるスタイリッシュな部屋の作り方

こんにちは、崇島です。
今回は、「ホテルライク/モダン」のインテリアについて再現する方法をご紹介します。
ワンルーム、1Kなど一人暮らしのインテリア、ベッドルームのインテリアに応用ができることが判明しました!

■そもそもホテルライクとは?

前々から気になっていたんですが、カフェ風のインテリア、ホテルライクのインテリアって違和感がありました。
カフェだってホテルだって10軒あったら10種類の異なるデザインがありますよね。

ではなぜ、こういう分け方をされているのか?
何か理由があるはずで、そこを解明することで再現できるのではと思いました。

ホテルライクとモダンテイストも混同しやすいので、この違いも考えてみます。モダンデザインは明確な定義があって、現代的 = シンプル、合理性、ノイズの排除といった特徴があります。

現代の日本に住んでいるとピンと来ないけど、ヨーロッパの都市の街並みから見るとモダン建築ってものすごく革新的に見えるんです。
モダン=余計なデザインを省き無駄がない合理性。つまり、インテリアで言うとミニマリズムに近い状態といえます。

話は戻りまして、ホテルライクについてです。
ホテルライク=ホテルっぽいインテリアですよね。では具体的にはどういったものか?というのを、ホテルの事例を分析してみて共通点を出してみたいと思います。

■ホテルライクの特徴

共通する特徴として

①統一感を強く意識(コーディネート)
②物の少なさ/用途の合理性(モダンには欠かせない要素、ミニマリズム)
③テーマ性/ワクワクする演出効果(個性)

この3つがあると思いました。
これを踏まえた上で事例を見ていきたいと思います。

■実際の事例

・事例①DDD HOTEL(東京)
【馬喰町駅徒歩2分|浅草橋駅徒歩5分】
洗練された空間、モスグリーンの客室が特徴的なホテル

白とグリーンで合わせていること、色を使って高さを合わせていることでしっかりとした統一感を出しています。

色、窓枠の形状で個性を演出しています。

・事例②ノーガホテル(清水京都)
2022.04.01 OPEN
京都の高級感のあるスイートルーム

京都だけあって和の要素があります。
完全に和にすると海外のお客さんは使いづらく困るので、使い方が分かるようにしています。

和をミックスした時に違和感が出てしまうところを、テーブルや階段などの高さを合わせることで印象をシームレスにすることが出来ています。

スイートルームなのでかなり広く豪華ですが、スイートの意味は=スーツ=1組、続いている=一部屋で一式揃っているので、大きな空間で用途も異なるけど、共通した要素を取り入れることで全体がまとまって見えるようになっています。

・事例③HOTEL HISOKA
2022年3月1日オープン
池袋駅西口から徒歩2分●客室滞在の快適性を追求したホテル

カーテンのドレープ、テーブルの脚、ソファ裏のクッションと、縦のラインを多用して統一感を出しています。

目立つカーテンの色、明るめのウッドのカラー、床のカーペット。こちらは色のトーンを合わせています。
実はよくみると障子があって和の要素があるけど、作りはモールディング、スタイルなど洋風です。このズレは本当は気になる部分ですが、トーンを合わせることで、違和感をなくしています。

あえての引っ掛かりを作ることで、日常から少し離れて「特別なときを過ごす」というコンセプト通りに印象を残すことができる効果があります。
あえて違和感を与えるというちょっと高度なやり方です。

・事例④TOGGLE HOTEL
2021年4月1日オープン
JR水道橋駅西口より徒歩3分◆カラーが特徴的なホテル

極端なまでの色の統一感です。白、黒、グリーンみたいな感じで、その他は目立ったことをせずに、色に完全に振った統一感がポイントです。
ものすごく目を引くバイカラーが個性的で特徴です。SNSを意識したデザインになっています。とはいえ実際によくみると、特に客室は色以外は普通の一人暮らしみたいなシンプルなデザインです。

インテリアの影響として色はとても重要な要素だと感じますね。

■8畳1Rの部屋でホテルライクの再現

寝室、リビング、ダイニング、作業ペースなどの機能が一部屋にまとまっているので、一人暮らしのインテリアを作るときに参考、再現しやすいです。

実際に8畳くらいの1Rで再現できるかやってみましょう。

まずはレイアウトを考えてみました。
ホテルのような、無駄のない機能的な配置を再現しています。

実際に3Dにした画像がこちら。

一旦出来上がりですが、ホテルライクにしては普通の住宅感が強いのでラグ→カーペットに変更してみます。

これで雰囲気が近づいたと思います。最後に照明は、スポットライトにしてホテル感を出していきます。

出来上がりです!

■自宅でホテルライクを再現するポイント

・収納をしっかり確保して物を置かないようにする
・できるだけ不要なものは持たないこと
・感覚的にものを選ばないで、必要な色、素材、形を頭に入れて置く
・高さ、色、トーンなどアイテムの統一感を意識する
・色は黄色寄りと青寄りがあるので注意!微妙な差で統一感が崩れる
・色はよほど意図がない限りウッドとモノトーン合わせて3色以内
・アイコニックな照明をワンポイントに
・床はフローリングより全面カーペットの方がミニマルで雰囲気が出る

統一感を出すアイテムを選ぶおすすめの方法として、イケアやFLYMEEでサイト内色検索をしてドンピシャの色を買うといいでしょう。どうしても色が合わない場合はペイントするという手もあります。

スタイリッシュかつ落ち着く空間、ホテルライクのインテリア作りの参考にぜひしてみてくださいね。

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