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♡今日のひと言(短歌)♡石川啄木


悲しき玩具(1912)

石川啄木(1886‐1912~岩手・詩人、歌人)
中学中退後に上京、処女詩集「あこがれ」(1905)で将来を期待されたが、生活に恵まれず職を求めて北海道他を放浪。再び上京後、歌集「一握の砂」(1910)を刊行し、近代短歌に新領域をひらいた。後に社会主義に目ざめるが、貧窮のうちに結核により27歳の若さで死去した。死後に歌集「悲しき玩具」(1912)が出版された。

家を出て五町ばかりは
用のある人のごとくに
歩いてみたけど―――

2023.10.17
Planet Earth