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♡今日のひと言♡高村光太郎


人を信じることは人を救う
かなり不良性のあった私を
智恵子は頭から信じてかかった

『智恵子抄』(1941)


高村光太郎(1883‐1956~東京・詩人、彫刻家)
早くから短歌を作り、「明星」「スバル」に発表,次第に白樺派風の理想主義に傾倒していった。1906年に欧米に留学し、ロダンの影響を受けた。彼の彫刻制作は、日本の近代彫刻の歴史を開くものだった。詩作の他、ロダンをはじめとする欧米の芸術思潮の紹介や美術批評など幅広く活動し、日本の芸術界に大きな影響を与えた。詩集「道程」(1914)「智恵子抄」(1941)がよく知られている。他に翻訳「ロダンの言葉」がある。主な彫刻作品は「手」「裸婦」等。


進歩は実に遅く不確かなものです。
やがて出しぬけにそれがひらかれます。
人は前に出ます。
けれども暗中模索の幾年かあとの事です。


2024.1.5
Planet Earth