見出し画像

会社からの育休人事通知をシェア(男性経験者)

4ヶ月間育休を取ったあと、復職して今も同じ職場で働いているまさとです。私が周りが全く男性で育休取った人がいない中で、育休を取ったときの経験談やその時知っていればよかった知識などをすべて話して行きたいと思います。

育休中のある日、会社から一通の封筒が。
恐る恐る中を開けてみると育休の正式な人事通知書でした。

この中身が会社との取り決めがシンプルに書いてあって、すごい分かりやすい!なのでこれから育休を取ろうと思っている方や取ろうか悩んでいる方の参考になると思いますので、中身をここで皆さんにシェアしようと思います。

流石に原本をそのまま載せることは出来ませんのが、個人名等は避けつつ、可能な限りそのまま載せたいと思います。

人事通知書

貴方の申し出た育児休業について以下のとおり通知します
1.休業期間:(省略)
2.給与:休業期間中は無給とする
     ただし、休業開始日前日までの給与は日割り計算とする
3.賞与:休業期間中は欠勤とみなして賞与を支給する
4.昇給:休業期間を欠勤とみなして昇給考課を実施する
5.退職金:休業期間は退職金計算の継続年数に通算しない
6.有給休暇:復職した翌年の有給休暇は、休業期間の所定労働日数を
       労働したものとみなして出勤率を計算して算出する
7.復職後:原則として、現職復帰とする
      ただし組織変更等の事情がある場合、変更を行うことがある

あくまで私の会社のものではありますが、基本は法律を追いかける形で作られているため、大きく異ることは無いと考えます。

では一つづつ経験談をもとに書きたいと思います。ちなみに、育休復帰後にボーナスの査定ももらっているのでそこも踏まえて。

給与:休業期間中は無給とする

育休中は働いていないので当然無給です。その代わりに「育児休業給付金」がもらえるというわけです。これが育休ですね。
当然なのですが、いざこう書かれるとドキッとしますね。

「育児休業給付金」がいくらもらえるかはこちらを参考にしてください。

賞与:休業期間は欠勤とみなして賞与を支給する
昇給:休業期間を欠勤とみなして昇給考課を実施する

さて、これを踏まえて私の査定はどうだったかと言うと、、、
±0(プラスマイナスゼロ)でした。具体的な表現(BとかCとか、良とか可とか)だと伝わりにくいと思うので、簡単に言うと、
「会社に通常通り出社して、一般的な成果を出した」
という査定と同じでした。

まぁ査定というのは仕事の「成果」に対する評価ですからね。当然、査定が上がることは無かったですが、ありがたいことに、下がることも無かったという結果でした。4ヶ月休んだということは半年ごとに査定があると考えると約2ヶ月で成果を出さないといけないわけでそれは厳しい、、、
となればまぁ当然の査定なのかなと2年経った今、冷静に考えてしまいました。

とは言え、「育休取ると出世しにくい」というのは嘘では無いのかもしれませんね。ずっと査定がプラスのまま来ていた人にとってはマイナスにはならないにせよゼロにはなるので。

育児・介護休業法第10条
育児休業の申出や取得を理由とする解雇その他の不利益な取扱いを禁止しています。
(8) 減給をし、または賞与等において不利益な算定を行うこと
(9) 昇進・昇格の人事考課において不利益な評価を行うこと

という風に育休による不利益な取扱いを禁止していますが、あくまで「成果」に対する報酬という意味では不当ではなく正確な算定、評価なのかなと2年経った今は思います。

育休の取得率を上げたいのであれば、育休を取った人、部下に育休を取らせた上司をあえて評価高くするというやりかたもあるかもしれません。
あまり成果を出せなかった → 0
少し成果が出た → +1
育休を取った、部下に取らせた → +1

みたいにすると世界が変わるかもしれませんね。
ただ、私の会社は0でした。でも-1にならなかったのは良かったのかな。マイナスになっていたら不当の扱いなんでしょうかね。

退職金や有給休暇の扱い

残りの退職金や有給休暇は会社によって様々かもしれません。
ただ、退職金の場合は支払った給料に対してのもの、有給休暇は在籍した期間に対してのものなので、退職金は通算せず、有給休暇は通算するということになるのだと思います。なので間違ってはいないのかなと思います。
当時はなんで「退職金は通算しないんだよ!」みたいになっていましたが、今2年経って私も大人になって改めて考えるとそういうことなのかな~


ということで本日は人事通知をもとに育休時の人事上の扱いについてなるべく感情は排除してロジカルに説明してみました。改めて考えると結構システマチックに処理されていますね。不当な扱いも受けていいないし、逆に優遇も一切無し。
私も2年経って少し大人になったようです。ロジックと感情を切り離すことが少しできたのかもしれません。


次回は育休を会社に申請したときの話について書きます(予定)。お楽しみに!!

1人でも多くの男性が育休を取れる社会を目指して。
最後までありがとうございました。

ウェブ上で個別相談会実施しています(オンライン ZOOM)
始めたばかりなので先着5名まで無料とさせて頂きます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?