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ランジャタイのカバンチェック

よしもと漫才劇場チャンネルの【マンゲキ風紀委員】シリーズに
ランジャタイの抜き打ちカバンチェックがアップされています。

令和喜多みな実・河野が、マンゲキを訪れる吉本芸人たちの
鞄の中身を調査していくこのシリーズですが、
ランジャタイは他事務所芸人初のターゲットになりました。

これが思いのほか面白かったです。

たいていの芸人は、ボケるにしても鞄の中身で勝負しますが、
ランジャタイの場合は部屋に入ってきた瞬間から
やり取りそのものすべてがお笑いでした。

まず始まるまでが長い。
例のごとく、いつまでたっても席に着こうとしません。
その代わり、誰に対する気遣いなのかまるで不明の
「ゆっくりでいいから」というフレーズを国崎がひたすらループ。
授業中でも先生の言うことを聞かずに
ふらふらと教室内を歩き回っている小学生みたいです。

やっと始まったかと思えば、伊藤ちゃんの鞄から出てきたのはあのカツラ。
すっかりお馴染みとはいえ、普段使いのリュックの中から
人毛製のカツラがいきなり裸で出てくるのは異様です。
番組内のロケにまつわる目的で使ったものなので
本来ならば経費で落ちるはずだったのに、
領収書を失くした伊藤ちゃんは10万円を自腹で払ったそうです。

続いて国ちゃんの鞄の中から登場したのは
ネタ用の小道具のカラスでした。
こちらもネタを離れるとただのリアルな真っ黒カラスで、
ギョッとしないわけがありません。
二人とも職質で荷物検査をされたら一発アウトでしょう。

そしてカバンチェック的に一番美味しかったのは、
二人の鞄からまったく同じコム・デ・ギャルソンのゴールドの長財布が
現れたくだりではないでしょうか。
国ちゃんと伊藤ちゃんがお揃いで持っているこの財布は、
国ちゃんのはジャルジャル福徳→天竺鼠・川原からのお下がりで、 
伊藤ちゃんのは放送作家の倉本美津留からもらったもの。
もともとは福徳さんと倉本さんが一緒に買ったものだそうです。
このギャルソン黄金財布については、
倉本さんのラジオ「TOKYO SPEAKEASY」に
ランジャタイがゲスト出演した回でも話題にのぼっていました。

と、そこへ顔を出したのは、通りすがりのロングコートダディ堂前。
その堂前がおもむろに自分の鞄から取り出したのは・・・
なんと本日三個目のギャルソン黄金財布でした。
おそらく堂前は、部屋に入ってすぐ、
机の上に並んだ二つの財布を目にしていたのでしょう。
国ちゃんからもらった謎のお小遣いを鞄にしまうと見せかけて
絶妙なタイミングでさりげなく自分の財布を出し、
ここにギャルソン黄金財布が三つ揃うという奇跡が起きたのです。
(堂前の財布も天竺鼠・川原からの貰いもの)
M-1ファイナリスト二組が持っている最強の縁起物は
やはり只者ではありませんでした。

令和喜多みな実・河野は、国ちゃんのしつこいボケを丁寧に拾って
上手くツッコんでいました。
それと同時に、伊藤ちゃんのように傍観・放置・見守らない限り、
国ちゃんのターンは永遠に前に進まないということも証明されました。

ちなみにロコディ堂前も以前にこのカバンチェックを受けており、
そのためだけにかなり気合いの入ったボケをかましていました。

これがきっかけで、ロングコートダディの沼にも、
どっぷりハマりつつある今日この頃です。


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