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#親の介護 「ぶらんこにゆられるように」    

つながり活動の企画の1つである、「ちょいユル雑談」。2回目は、noterの柿葉さんとリモートにてご一緒させて頂きました。

柿葉さんのnote記事において、「ご両親の介護」について投稿されている内容がたくさんあり、拝見させていただく中でとても刺激を頂いておりました。本日のちょいユル雑談の中で、うりもが影響を受けた「 深まりポイント 」の1つは、親の介護についての捉え方です。

「 親の介護は、ブランコのように揺れながら

  良い距離感を探っていくもの     」


柿葉さんは、そんな風に会話の中で表現されていました。

目次

1.   揺れながら行動する

2.   揺れながら思う

3.   ご自身の節目となる出来事から得たこと

4.   ぶらんこは揺れているからこそ楽しい

5.    うりもの個人的な感想

 1.  揺れながら行動する

ご両親を介護されている中で、特にお父様との関わりにおいてのお話を聴かせて頂きました。お父様は今月で91歳を迎えるとのこと。昨年5月に、自宅の畑で肥料をまいておられる時に倒れられ、入院やショートステイ(お泊まりサービス)を利用されながら回復を見守っている中で、お父様の涙する姿を見て、介護休暇を取り、ご自宅での介護を決意された柿葉さん。月曜日から金曜日まで、泊まり込みで実際に介護を続けていく中で、介護のしんどさを感じ幾度となく心が揺れたとのこと。そばにいる時間が長くなることで距離が近づきすぎていると感じ、少し離れる時間も必要だと気づき、実際に自分だけの時間を持つことも試していく。そんな行動を繰り返しながら、時間をかけてご両親と柿葉さんとの「良いバランス、距離感」を見つけていった。今も見つけていっている最中だとのことでした。

  2.   揺れながら思う

ご両親と「くっついたり、離れたりする」中で、自分の中にある思いについても、揺れながら受け止めていったとのこと。くっつきすぎて心がヤケドしたり、離れてみてまた不安に思ったり。ぶらんこのように揺れる自分の思いを受け入れる中で、自分の中で「こうしたらいい」と思っていたことは、自分のエゴじゃないかと思うようになったとのこと。父は父の人生。私は私の人生。人は誰もが最後を迎える日が来る。それを恐れていても仕方がない。その最後が5分後かもしれない。その時に「寄り添っていて良かった」と思えるのなら、今はしんどい思いをする時もあっていいと思うようになったとのことでした。

  3.   ご自身の節目となる出来事から得たこと

柿葉さんは看護の世界で40年程お仕事を続けておられ、今は介護休暇を取られていますが、また4月からお仕事にも復帰される予定とのことです。そんな柿葉さんが一度仕事を定年退職される1年前(コロナ禍が始まったばかりでとても忙しかった頃)に、映画館の階段を踏み外して転落されたことがあり、それでも一ヶ月ほど仕事を続けておられたのですが、「慢性くも膜下血腫」で緊急手術を受けるまでの状態になったとのことでした。その出来事から色々と考えたそうです。「私がずっと続けてきたことは何だったのか」ということを。考える中で仕事へのモチベーションは下がってしまったが、良い意味で力が抜けたとおっしゃっていました。管理職として仕事をする中で、自分が良かれと思っていたことが、他の人を苦しめることになっていたのではないか。色々と考える中で、その思いで揺れていることもご自身で受け入れていったとのことでした。この、ご自身の節目となる出来事から得たものが、親の介護についての捉え方にも影響しているかもしれないということでした(この出来事はnoteにはまだ書いておられないとのことでした)。


 4.   ぶらんこは、揺れているからこそ楽しい

介護する上での良い距離感は、揺れながら良い位置を探っていくもの。いきなり良い距離感を築けるものではない。近づいたり、離れたり、行ったり来たりして揺れながら、見つけていくもの。前に行って、「オーっ」となって後ろに下がる。失敗や成功の間で揺れていい。その中で一番自分が気持ちいい場所で、ゆらゆらしていたい。揺れていないと良い場所は分からない。ぶらんこは止まっていると面白くない、とおっしゃっていました。

「 ぶらんこは、揺れてこそ楽しい 」 


 5.  うりもの個人的な感想

私は介護の仕事をしながら、自分の母親の介護もしています。仕事では色々と介護についての判断ができるのですが、自分の母親の介護のことになると、情けないくらいに色々と迷ってしまいます。今日の柿葉さんのお話を聴かせて頂いて、

「  揺れていて、いいんだ〜  」

と思えて、少し心が落ち着きました。

残念ながらパソコンの具合によって、お顔を拝見することは出来ませんでしたが、ハキハキとした口調のお声の中に優しさを感じ、ついつい甘えて色んな質問をしてしまいました。今回の記事は2時間程、お付き合い頂いた中のほんの一部の話で、柿葉さん編パート1ということになります。今回の内容以外にも、「日々の人生会議で耐性をつけていく」「施設での生活を選ぶタイミング」など、柿葉さんの貴重なお考えを記事にして皆さんにご報告したいと思っています。少なくとも、パート2、パート3と続きそうです。(私がうまくまとめられたらの話ですが 笑)


人とつながることで、自分の考えや思いが更新されて、自分自身の心が豊かになっていくように感じます。皆さんも、一緒にこの感覚を味わいませんか?
「介護・家族・子育て・生き方」のことについてお話ししてみたいと思う方は、是非リモートでつながらせて頂きたいと思います。


やっぱり人と直接お話しすると、


「  深まりますわ〜 💕🦍 」。



柿葉さん、本当にありがとうございました。

また、次回もよろしくお願い致します。



スタンドFMの告知です↓

3月3日(金)21:00〜

「 さぼ姉とうりもの ふ・き・だ・す ライブ 」

2回目のライブ配信を行います。

今回は、ゲストに noterのアークンさん をお迎えし、

電車ネタで盛り上がろうという回になります。

私、うりももアシスタントとして参加させて頂き、アークンさんや、

コメント欄の皆さんと、つながりを深めたいと思っています。

是非是非、当日、

ご乗車くださ〜い!!(笑)。

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