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デフォルトモードネットワークとラブレター

はじめに

車を運転しているときに限って、突然アイデアが浮かんでくることがある。そして、運転中だからメモは後から書こうと思っても、アイデアを忘れてしまうことがあると思う。なぜ、そのような現象が起きるか考察してみた。

脳の忙しさ

私たちの脳は常に視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚など、すべての感覚から情報を得て、大量の情報を処理している。そして身の危険の恐れがある情報を優先的に取り入れている。一時的で、直接的な生死に関係しない思考やアイデアは、他のより重要な情報より忘れやすくなっている。

無意識のときのエネルギー

脳は無意識のうちに、防衛本能として情報を採取しているのである。脳は1つのことを集中して考えるより、多角的に情報を採取している方がエネルギーを使うと考えられる。

人の脳は仕事や勉強などで頭を使っているときよりも、実は「ボーっとしているとき」のほうが、よりエネルギーを使って活発に動いていることがわかっています。

この「ボーっとしているとき」に活性化する脳のネットワークのことをデフォルトモードネットワーク(DMN)といいます。

【DMN】デフォルトモードネットワークとは?その役割や効果をわかりやすく説明してみたより

デフォルトモードネットワークとは、無意識とも呼べる状態である。 そして、デフォルトモードネットワークでは、仕事や勉強に集中しているときよりも、一説では15倍もエネルギーを使っているといわれているらしい。

まとめ

アイデアを忘れてしまう現象がなぜ起きるかを考察してみた結果、脳は無意識化の中で、集中しているときよりエネルギーを使っていることがわかる。そして、単純な情報やアイデアは、他のより重要な情報が脳に流れ込むとで、すぐに忘れられるメカニズムにある。

忘れ去られやすいアイデアは、アイデアが浮かんだらメモをとる習慣が重要である。そして、時間をおいてアイデアを読み返すこども大切である。時間をおいた読んだアイデアは、客観的な発見があるので、アイデアが良い場合は採用すればよい。しかしだいたいは、後から読み返すと平凡なアイデアである場合が多い。

コレはラブレターや手紙も同じで、一度書いた文章は、時間をおいて読み返すことをオススメする。


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