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<今週の主要統計・イベント(5/19~5/24)>

注目されていた消費者物価指数(CPI)は、サプライズなくインフレ再燃への懸念が後退したことから、株価は堅調な推移が続き、ダウ工業株平均株価は4万円台の大台を突破しました。

FRB高官からは、目標のインフレ2%への道筋はまだ長いとのコメントが相次ぎました。それでも、再利上げの可能性が否定されていることもあって、9月FOMCでの利下げ開始、9月と12月の年内2回利下げへの期待が高まっています。

今週もとくに前半は、FRB高官のスピーチが予定されています。発言内容が大きく変わる可能性は低く、慎重な姿勢に終始するものとみられます。
指標面では、23日のPMI(購買担当者景気指数)が注目されます。

来週の最大のイベントは、22日に発表されるエヌビディアの2024年2~4月期決算です。売上高、利益ともに前年同期比で大幅な拡大が見込まれていますが、結果次第では株式市場が大きく揺れる可能性があります。いまの株式市場の最大のテーマであるAI(人工知能)の先行き動向を判断するうえでも、重要な材料となるのは必至です。


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