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MBTIのシャドウタイプまとめ、NF編

シャドウタイプ

MBTIにおける第一機能から第四機能はその機能の強弱はあるが、それらは基本的に本人に意識される機能である。

その4つに含まれない残りの4つの機能については、普段は無意識の領域に隠されている。

環境適応の問題により、無意識の領域が刺激されてストレスを感じると、意識が無意識の機能と切り替わることがある。

この場合において、その刺激を受けた領域のみならず、無意識の機能全体が意識として浮上することがあり、この機能のまとまり、組み合わせをMBTIにおいてシャドウタイプと呼ぶ。

今回は、以下、NFタイプのシャドウタイプのストレス反応について簡単にまとめてみる。

ENFP(シャドウタイプ:INFJ)

Niネメシス

目標への不安心理であり、計画性のなさに表れる。

Niが刺激されてシャドウタイプと切り替わると、それまでとは打って変わって目的意識が強くなる。

大体のところ、仕事や課題の締め切りが迫ると発動する。

Feクリティック

無意識に他人のネガティブな感情への批判意識がある。

Feがネガティブに刺激されると、その批判意識は怒りや憤りの感情に代替される。

その批判意識はその他人の感情の原因事実に向けられるが、その他人そのものに向くこともある。

Tiトリックスター

自分の論理の不備や理解の不足へのストレス、問題意識として表れる。

他人に自説を否定されたり、ツッコミを入れられると発動し、大体その時の反論は、斜め上や斜め下を向く。

また、理解できないことがあると、納得するまで長考する傾向としても表れる。

Seデーモン

ストレスが閾値を超えると発動する。

普段の柔らかい物腰とは打って変わって、断固とした態度を取り、問題の消滅に尽力する。

この状態では共感力が低下する傾向が見られ、状況が長引くと周囲への被害も甚大となる。

INFP(シャドウタイプ:ENFJ)

Feネメシス

他人の感情への不安心理であり、無意識に臆病となる。

普段、他人の気持ちをそこまで気にしない彼らは、Feをネガティブに刺激されると、他人へ特に同情的になる。

シャイな彼らも、この時ばかりは勇敢に振る舞う。

Niクリティック

自他、主に自分の目的意識への批判意識があり、視野の狭さを嫌う。

Seトリックスター

自他、主に他者の行動や経験からくるストレスであり、問題意識。

ストレスの解決のために動こうとするが、その行動はなかなか要領を得ない。

この状態だと、言動が普段よりハッキリする。

Tiデーモン

ストレスが閾値を超えると発動する。

普段、論説を言いたがらない彼らだが、この時は極論を振りかざす。

ENFJ(シャドウタイプ:INFP)

Fiネメシス

自分自身の価値観への不安心理。

普段共感的で適応的な彼らも、Fiを刺激されると自分の価値観へのこだわりを見せる。

Neクリティック

他人の意図やアイデアへの批判意識。

特に未熟な他人の考えにより自分の信条が否定されると、腹を立てる。

Siトリックスター

知識や経験の不足などの、結果を出せないことへのストレスであり、問題意識。

ストレス解決のために、意識が内向きになるとともに、学習意欲が高まる。

Teデーモン

ストレスが閾値を超えると発動する。

この時の彼らの意見は、意味不明である。

INFJ(シャドウタイプ:ENFP)

Neネメシス

特に他人や周囲の可能性への不安心理。

他人の心理に疑心暗鬼になりがちだが、問題の答えが自分の中に見つからないと、答えを外に求めようと意識が切り替わる。

普段、確信傾向が強い彼らにとって、思考の柔軟性が発揮される瞬間である。

Fiクリティック

自他の価値観への批判意識。

周囲の感情や調和へ配慮しない人物や言説への批判としても発動される。

特に自分の感情や価値観を傷つける者に対しては敏感であると同時に、自罰的にもなる。

Teトリックスター

他人の考えや論理、構造の理解の不足に対するストレスであり、問題意識。

対象の意味を理解することで問題の解決を図るが、誤解することも多い。

Siデーモン

ストレスが閾値を超えると発動する。

トラウマが刺激されるとともに、取り乱す。

そのストレスは体調の悪化につながる。

おわりに

まとめると、人の意識は適応にあたってストレス反応としてシャドウタイプに切り替わる。

その意識と無意識の切り替わりは、本人には気分の切り替わりとして自覚されるが、シャドウタイプは本人にとって苦手機能のまとまりなので、ストレスへの対処能力は総じて低い。

人間は無意識の機能もバランスよく発達させることで、人格の成熟へと近づくということである。

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