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息子とポテトサラダを作る

知人の弁当屋で息子がバイトをすることになった。最初は配達の運転手だけど、多少は調理もやってみたい、という。まあ、そう簡単なものではないだろうけど、若者の意欲を削ぐのはいけない。どんどんチャレンジしたまえ、とはいうものの、あなた包丁持てましたっけ??

五年生の初めから不登校、というのになった息子は「家庭科」という授業を受けたことがない。私立の男子校でも技術科はあったけれど、料理や掃除などの授業は受けたことがなかったらしい。

そこはちゃんと母がしつけて、料理洗濯をきちんと仕込むべきだったのだがやらなかった。ジェンダーの意識がどうということもなく(男の子には家事など教えなくていいというような意識があったわけではなく)、ただ、私が怠け者であったためである;;

で、急に思いついてすぐやる、というのがうちの母子の特徴である。じゃあ、うちでいますぐ芋向きの練習をしよう、ということになった。

え?包丁で?ピーラーじゃなくて?なんかこえーなあ;;こんな感じ?おっと、なんか深く刺さっちゃうなあ、こうか?

とかなんとか、試行錯誤を続けていたらなんとかコツが掴めてきたらしく、面白くなってきた、もう一個!となる。結局4個のじゃがいもの皮が剥けたのだが、このまま冷蔵庫というのもなんなので、ポテトサラダでも作るか、ということになった。

ポテトをきって、にんじんを切って鍋に入れる。ぐつぐつ…

その間にたまねぎ…がなくて長ネギだったけど、みじん切りにして、ハムも切っておく。

茹で上がった野菜の重さの100分の一が塩の量、と聞いた。386g、じゃあ塩は3.8g、ポテトとにんじんにまぜまぜ。塩が行き渡ったらネギとハム。よくまざったらマヨネーズと胡椒。

黒胡椒が多めにかかった、なんだか大人な味の美味しいポテトサラダができあった!(ちなみに真夜中11時34分;;)
ちょっといっぱい飲みたくなるけどまあ、そこはね。


それまでやったことないことはできないのは当たり前、自信がないのは当然。けど、一度やってみればコツが飲み込めたり難しいポイントが理解できたりする。芋の皮むきくらい、とおっしゃるなかれ。初体験での成功体験はポイント3倍くらいの価値ですよ、きっと。


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