見出し画像

アフガン支援「全て無駄になった」は間違いだ

アフガニスタンの政権をタリバンが掌握したことで「この20年の支援は無駄だった」という論調が強まっている。

でも、冷静に考えてみてほしい。決して全てが無駄だったわけではない。

中村哲さんが作った用水路は、これからも農地を潤し、そこでできた作物はアフガニスタンの国民を豊かにするはずだ。

日本政府が支援してできた学校や道路などのインフラだって、これからも現地で生きる人々のための役に立つはずだ。

そして何より、アフガニスタンの人にとって、軍隊以外の方法で支援していた「日本」への特別な想いは、決して失われるものではないと思う。

政権が変わっただけであって、国民が全部入れ替わったわけではない。

民主的な政権でなくなったことは、間違いなく悲劇ではあるけど、「20年全てが無駄」という言葉はおかしい。

現実をしっかりと把握して評価をしていく必要があると思う。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?