何を隠そう、(元)京急沿線ユーザーです。青物横丁駅と新馬場駅が最寄りで、特に青物横丁駅を利用していたので「人生いろいろ」は半ば十八番でした。いや、十八番は品川駅で流れる「赤い電車」ですね。
今日カラオケでくるりの「赤い電車」を久しぶりに歌いました。歌っているとギターもシンセサイザーもベースも、譜面起こすときに弾いた記憶がよみがえります。そもそもこの曲、高校の卒業ライブ(まあ私は卒業ではなく自主退学だったのですが)でギターとボーカルでやったのも、今となってはいい思い出です。

歌う電車

その「赤い電車」、曲中に”赤い電車は歌いだす ファソラシドレミファソ～”という歌詞がありますが、歌う電車ってなんだよって方も多いと思います。
その昔、京急の2100形と1000形は発車時に独特の音を奏でながら発車していたのです。
当時のニュース映像があります。

詳しくはこちらの動画を見てもらえればわかると思います。
都内にお住まいで都内で免許更新や取得をする方は江東か鮫洲か府中に行くと思いますが私は必ず鮫洲に行きます。なぜなら鮫洲は京急の駅だからです。地元というのもありますが、やはり私にとって、「赤い電車」は生命線なのです。
この赤い電車の装置を真似した機械も作ったことがあります。模型用のモーターから”ファソラシドレミファソ(厳密には♭がありますが)”と奏でる装置。
周波数を解析してフーリエ変換、FFTとか呼ばれてるやつですね、そのために大学物理を勉強したり、色々やってました。

京急の品川駅に行くと、列車が来るたびにくるりの「赤い電車」をアレンジした入線メロディが流れます。あれを聴くと、未だに涙が出そうになります。
2020年か21年、そのメロディを譜面に起こした年賀状をお送りしたことがあります。それくらい、「赤い電車」が好きなのです。

最近は青い電車や黄色い電車もありますが、未だに車体を全塗装してマルーンとバーミリオンの車体にしている京急が本当に好きなのです。横浜に行くときも、わざわざ品川駅で乗り換えたり、都営浅草線から京急車に乗ったりと、とにかく京急が好きなのです。

その昔、歌う電車が都営線まで乗り入れ成田空港まで走っていた時代、わざわざ何本か見送り”歌う電車”に乗ったりと、本当に歌う電車が、赤い電車が好きだったのです。地下で聴く”ファソラシドレミファソ”も中々おつなものがあります。

最近リメイクされたくるりの「赤い電車」ですが、MVは発売当時のものです。旧1000形がいたり、「赤い電車」と歌うたびに赤い電車とすれ違ったり、凝ったMVで本当に好きです。

この旧1000形に乗るためにわざわざ香川県にある高松琴平電気鉄道株式会社、ことでんに乗りに行ったりしたこともあります。
くるりの岸田繫は本当に鉄道好きで、その”ことでん”の歌も作っています。

本当にくるりが好きでよかった、赤い電車が好きでよかった。そう思える日でした。願わくばまた歌う電車が見れますように。
皆さまおやすみなさい。