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誰もがそれを否定しないとてもあたたかい時間

20240412

連日、じゅんやくんにおんぶにだっこなぁ、俺。。
2日目は板橋、ドリームズカフェだった。

2022年の11月と、2023年の11月。
これまでに2回、歌わせてもらっていた店。
マスターが先月亡くなって、気丈にママさんが店を開け続け常連たちが連日集う、とても気のいい店なんだ。
老若男女で賑わう商店街にある、洋楽と日本のフォークソングを愛したマスターとママさんが丁寧に育んだ空間はとても居心地が、いい。

当初、この日は「テルさん、マスターに会いに行きましょうよ」って目的でじゅんやくんが急遽ねじ込んでくれた企画だった(このお店は平日はオープンマイクをやらないから、金曜のこの企画は例外だった)。

オープンマイクにすることで、集う仲間も増えるし、というのはきっとじゅんやくんの計算だったんだろう。はじめましての人たちにも俺の歌を聴いてもらえるし、ほんとうにありがたい。
はからずも「マスターを偲んで」という形にはなったが、しんみりとは縁遠い、それはそれでとてもいい時間になったね。

じゅんやくんの挨拶でスタート。で演者さんに流れがいくのかとばかり思っていたら「モモっていう曲があるんですけど、まず最初にテルさんと僕でそれをやろうと思います!」って。

俺もたいがい声が高いほうだけど、じゅんやくんはもっと高いキーで歌う。大好きな「本望」も、昨日はじめて歌った「モモ」も、キーを下げて俺の声の響きにちょうどいいところで歌ってる。
だけれども「Cです」ときっぱり。じゅんやくんは言うのであった。
ええええええ。ま。なんとかします。

彼のピアノ伴奏とハモリが絶妙で、俺のハイキーも心地よく歌わせてもらえた。
たいせつな歌だよ。作者にはこっそりと、歌い続けちゃおう・・・😁

それとこの日は、コロコロの前にじゅんやくんが「テルさんにぜひ紹介したい人がいるんすよ!さだまさし大好きな歌う公務員さん」ということで、SNS上では繋いでもらっていたんだけど、リアルには会えないままでいたBig市川さんり会えたってのも、もう本当に嬉しかった。
彼の歌うまっさんの「春告鳥」や心にじわじわくるまっすぐなオリジナルから、その歌声とていねいなギターワークにまっさん愛が溢れていて「おおおお同志よ!!」って感じだった。わかるからね〜〜さだ教信者どうし。笑。
やっぱりとにかく、じかに会うと情報量も違うし理解も深まるし安心する、よね。とても。

さらに、これもじゅんやくんつながりなんだけど、これまで何度か聴いてもらえてる方々にも改めて「いま」の俺の歌を聴いてもらえた。
月日が経って「変わったもの」「変わらないもの」を感じてもらえて感想を聞かせてもらえるのって本当にありがたいなぁ。

はじめましての方も、とてもフレンドリーでオープンマインドだった。なんていうのかな、それぞれの愛っていうのかな、そういうもんをしっかり持ってるって人たちが集まった夜だった。
比較したり上下優劣をつけることなく「それぞれの愛」をリスペクトしながら共存しておだやかに平和でいられるっていう感じ・・・)

俺が板橋まで背負ってきた今日のギターはMartin 000-28だった。
それで
「オリオン」
「青い春には花束を」
「生きているということ」
をつま弾いて歌った。
で、会のさいごにはじゅんやくんのマンドリンも入れてもらって(念願だった!)
「長い旅のはじまりに」
をみんなで一緒に ラララ〜ラ〜ラ!って大合唱。
楽しかったなぁ。この歌ほんとになんでこんなに楽しいんだろうっていつも思っちゃう。
「テルさんの、アゲアゲカントリーソング」ってじゅんやくんが言ってくれたのがなんだか妙にツボで、嬉しくて照れくさくてしばらくニヤニヤしちゃったよ。

ありがたいね。
ほんとうに。

常連さんが「この店は客を育てる!」って言ってたけど、いい空間にはいいつながりがあるんだな。
みんなそれぞれの心の中でマスターを思い続けながらも、これまでと変わらずに今日も歌ってるっていう、現実。
そのリアルの、なんという尊さよ。

マスターも、きっとうちの母ちゃんも、その辺で一緒に楽しんでただろうな〜。
魂はそのへんにいるよね、うんうん て 誰かが言ってた。
みんな誰ひとりそれを否定しない とてもあたたかい時間だった。

なんどでもやれるだろ
そこに想いがある限り
長い旅 長い旅 長い旅のはじまりに
なんどでもやれるだろ
そこに祈りを込めてゆこう
長い旅 長い旅 長い旅のはじまりに

いつも心に、愛と平和を。

・・・・・


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