【読書】『本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身」』
『本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身」』
読みました!
アーレンスバッハで窮地に陥ったフェルディナンドを救出するため、ローゼマインは本物のディッターを餌にダンケンフェルガーの力を借ります。ディッター命のダンケンフェルガーには、困ったこともありますが、戦闘面においては頼もしいですね。ローゼマインとフェルディナンドに対する、酔心っぷりがすごい。こわい。
ゲオルギーネの侵攻に伴い、戦闘雰囲気に包まれていくエーレンフェスト。絶望の中に落ち込んでいたフェルディナンドの腹心の部下。ユストクスとエックハルトの希望。プロローグでのユストクスの視点が好きです。アーレンスバッハから脱出する様子も詳しかったので、わくわくしながら読みました。
フェルディナンドを救うため、エーレンフェストを救うため、ローゼマインの躍進劇は続きます。
全体的に緊迫感・スピード感があったためスラスラと読めました。エピローグやSSでも、ローゼマインからは見えない戦いの様子が描かれています。神殿の様子やローゼマインの家族の様子。標的にされたギーベの領地。本編がより面白くなりますね。
悪女に見えるゲオルギーネの過去の話も読めてよかった。ゲオルギーネがどれだけ努力したか、どれだけ絶望感にさいなまされたか。男子が生まれたことで、自分が築き上げたものが一気に崩れる感覚。女性だとゲオルギーネに共感される方もいるのかなと思いました。
次の巻を読むのが楽しみです。
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