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【読書】「水木しげるの日本妖怪めぐり」


 夏になり学校の怪談、肝試し、ホラー特集、都市伝説。ちょっぴり怖いものから、心臓が凍りつきそうな話まで。夏の特権ではないと思うものの、もり上がる時期でもありますね。

 私は怖い話は苦手です。本格ホラーは、たとえ、小学校高学年が楽しんでいる話でも怖がるかもしれません。

 それでも不思議な話は好きですし、本当か嘘かわからない話には心がひかれます。

 「ホラーとはいわないまでも、何か読みたいな」

 図書室で本を探していたときに、『水木しげるの日本妖怪めぐり』を手にしました。

 水木しげるさん原作の『ゲゲゲの鬼太郎』はアニメでは見ていましたが、水木さんの絵は怖く感じていました。

 いくら怖がりでもちょっとは成長しますのでね。大人になってから、水木さんの絵が怖くなくなってきました。いたるところで、水木さんの絵を拝見して慣れたのかもしれません。

 本には水木さんが選び抜いた妖怪が紹介されています。水木さんが選ぶTOP10の妖怪、各地で出没した妖怪の情報、祀られた神社も載せてあるので興味深いです。

 怖いのに身近な存在。危害を加えるのに、なぜか愛嬌がある。ときには、人間を守ったり優しくしたりしてくれます。信頼関係が築ける場合もありますね。

 一度約束したことは、最後まで守り通しますが、こちらが裏切ったり、からかったりすれば、命を奪うほどの手痛い仕返しをする存在でもあります。

 日本には1000種類ほどの妖怪がいるといわれ、資料や絵に残されている妖怪は400種類ほどです。

 そのなかでも、50~60種類ほどの妖怪が紹介されています。知っている妖怪もいれば、知らない妖怪もいました。

 みなさんは、お気にいりの妖怪はいますか?



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