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暮らしのリズムに一つずつこっそり追加する

私は片付けでも仕事でも何でもそうなのですが、
「これを続けよう」と意気込むと、続きません。
いや、そういうことなんだ、と最近気が付きました。
to doとかで自分をコントロールしようとすればするほどに、
怠け虫がうごめきだし、
根性で続けようとすれば、身体がいやいやをする・・・
なにか、有機的なリズムをメトロノームでコントロールしようとすることが
どだい、私には無理だったようです。

でもひとつ解決方法があって、
ひとつ、自分がどうしてもしなければならない、となったときに、
暮らしのルーティンの流れにうまく乗っかっていくことができたら、
あれ、できてるやん、と気がついたらそういうことになっている、
というものは続いていきます。

片付けできない症候群だった私もいつの間にか、そこそこ
なんとか人っぽい暮らしができるまでになっていた、そこに、
すごい意気込みとかがあったわけではなく・・
(まだまだやばいことはたくさん抱えてるけど)

暮らしの中で身体がすーっと無意識に動くようになっていけば、だいたい大丈夫。
大事なのはそのルーティンの歯車そのものを
世間のアドバイスにはお耳を傾けず、ひたすら自分に心地よいものに
整えていくことなんだな、とおもう。
4時半に目が覚めるときもあれば、7時をすぎるときもある、
それが私の心地よさ。
そんなことをしたらリズムがつかめなくなるっていう人もきっといて、それぞれそれで良いと思うんです。
夜9時に終わる私の仕事のあとは頭が働かない。
そういうとこ、無理しない。
きっと無意識下では、なにかやってるんだろう、そういうときも。
そんなくらいでいい。

10年くらいまえかな、生徒が20人近くになってきたときに、
自分のキャパシティを超えてると感じ、募集を一時締め切った時期がありました。
まだ子育てのさなかだったから、集中もできなかったしね。

それが、20人でやっていって、あ、コンナ感じ、
とルーティンとしてわかってくると、流れていく。
流れの中で大事なことをピックアップしてアプローチしていくことが
わかってくるようになってきます。
例えば、10人の時やっていた手間を20人のときできなくなる、そのストレスを方法を変えることでスムーズにする。
やり方がわかってきて、それでまた募集ができるようになりました。
経済的にはなかなかなんだけれども、長期継続のルーティンを作っていくのも
音楽教室という仕事の大事なフレーム作りなのかもしれません。
30人には30人の流れがある。経験値も増える。
今から思えば10人の頃のほうが大変だった。

トラブルや危険信号も事前にわかるようになってくるから、
先手を打っていくことで、結局それが保護者さんにも自分にも楽だし心地よい。
そういう流れができて自然人が増えてくる。
無理な加飾は減っていく、自分に向かないものも減っていく。

そういうやり方でなければ自分はやれない。
個人事業主は結局何でも自分でやらないといけないからすごくめんどくさくて大変なんだけれども、暮らす、ということが苦手な私にとって、自分の流れを作ってこられたことはありがたいなあと思います。
そうやって、音楽室(音楽教室)のほうはオートメーションに流れに乗せてやっている感じになっています。

そして、音楽を描いて体感・理解するサークルも4月から始めて、5ヶ月めに入りました。月が変わって、あ、そろそろ、毎月お題をだす10日になる、となると、そわそわし始めます。
月末には有料記事を書こうと思っているので、月半ばから、思考をそっち向きにシフトする。うううってなるんだけど。これはなんの縛りもないけど、どうしてもやらなきゃいけない仕事と私の体が言う。
参加者さんと一緒に構築するstockへ投入する記事はもう少ししっかり書きたいけど、もう少し回り始めたら、それもできるかな。zoomしながら参加者さんにも協力してもらう。そうやって一つずつこっそりルーティンに乗せていくかんじで。優先順位をつけながら、うまく一つがルーティンに乗ったことを感じながら。

これ、若い頃やれと言っても無理だったな、と思いますね。
いろいろ煩悩多すぎて。笑
でも、煩悩が多かったから悩んだし、立ち止まったし、苦しかったし、
そういう時期がないと、あかん、とも思います。
いやいや、おまえ、まだ煩悩だらけじゃん。(私ね。)

この流れを暮らしのリズム、と書いたけれども、
音楽用語に当てはめていうならば、これは拍・拍子に近い。
春が来て、秋が来るようなのも、拍・拍子の入れ子。

ああ、全てがmuse。

写真は早朝に出た虹。
西の窓を見て思わず薄暗い中、丘の上までかけの上りましたわ。



愛媛の片田舎でがんばってます。いつかまた、東京やどこかの街でワークショップできる日のために、とっておきます。その日が楽しみです!