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あかちゃんはメロディから言葉を吸収しているというお話

お母さんのおなかの中、
受精後4ヶ月の胎児の聴力が確認されているそうです。
ただあかちゃんは
おなかの内蔵や脂肪なんかと一緒に
眠っていて、そのうえ羊水のなか。

音はおそらくはくぐもっていて、
たとえばお母さんの語りかけも
音素の区切れのない、
強弱と音の高低の要素だけを
受け取っているはず。

「子どもはことばをからだで覚える〜メロディから意味の世界へ」正高信男著(中央公論新書)

の著者で
比較行動学者の正高信男さんは、
この胎児のきこえてきているものを
メロディと呼び、
このまだ言語として意味をなさない
メロディが、言葉をいざなっている、
と解釈しています。

この区切れのない抑揚から
一方で言葉がうまれ、一方で音楽が生まれた、
とすると、
言葉と音楽は
双子みたいなものかもしれないと思いました。

そして、あかちゃんが言葉獲得していくプロセスは、音楽を描く講座が音楽を「学び直す」といっている、そのゼロ地点ととても似ていると思いました。


今日は最終列車の中。
明日もうち一度推敲しなければと思うけれど、携帯から投稿してみます。
写真はさっき通り過ぎた多度津あたりの夜景です。

あかちゃんがメロディとしてインプットしたものを今度は、どうやってアウトプットしてくか、がまた、とても興味深いので、続きも書きたいです。

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