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わかること、わかろうとすること、わかったこと。

CODAあいのうた


という映画を見ました。

聾者の両親と兄と暮らす、健聴者のルビー。
彼女は幼い頃から、家族と世界を繋ぐ通訳をしてきた。

父と兄が乗っている漁船に乗りながら
学校に通うルビー。
聾者の家族を持つことで友人から揶揄されたことも。

普通ではない。
普通になりたい。
でも家族は愛している。
愛しているけれど、どうして私が・・・・

そんな彼女の葛藤をひしひしと感じながら話は進み・・・

合唱クラブに入ったルビーは
先生に歌の才能を見出され
大学進学を勧められるが

一度は家族のもとで暮らすことを決意する。

そんな最中、合唱の発表会。

そこで両親や兄の
ルビーの歌声が聞こえないことの葛藤が
無音で数分表現される場面がありました。


ああ、1箇所からわかることはわからないんだ

ルビーが大学受験の課題曲に選んだ歌が
「青春の光と影」
という歌。

一人の私が見ている景色や
感じる温度は私のもので

それは時の流れに応じて
日々変化し続けるし

私がいくら心を巡らせて
考えても

あの人の本当の気持ちがわかるとは限らないし
なんなら大きなお世話になってしまったり

そんなことは往々にして起こり得ることで
そこに善も悪もなくて
ただ私がいて
誰かがいるだけなんだと。


全てが自分が見ているイリュージョンだとしたら

自分の前に広がる世界はおそらく自分にしかわからない世界で
あの人が見ている世界とはおそらく全く違うもの

だから全てが幻影で
自分が見る世界は
自分が作り出しているのだと思う。

小さな小さな
たくさんの勘違いや先読みや
いろんな思いを重ねたことで
今目に映るものがあるんだと思う。

だから今からでも
自分の世界に魔法をかけていけると
確信しています。


ちょっとまとまりがないけれど
自分の世界は自分が作るんだ
という強い決意を
静かに燃やし始めたよ。


ありがとう。
また書きます。

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