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(オマケの英語教室 fashionable)

2022/7/8
(オマケの英語教室 fashionable)
本日、我が国の元首相が銃撃され重篤な状態になったという衝撃的な事件があり、そんな中で
「多くのわが国民が英語をしゃべれるようにならないか?」という志だけは高いものの実際にやっている事と言ったら「英語と日本語に関する与太話」ばかりの我が身の諸活動を顧みて
「何か、こんなことやって意味があるんだろうか?」
と「重篤な無力感」に襲われ、正直筆をおこうかと思っていたその瞬間に全く予期しない留守電が一本。
中学時代の友達からでした。
「カレー食べに行きました」
と。
それで折り返しすぐに電話すると
「今度、有志で行こうと話しているんです。いろいろやっているみたいなんで」
と。
非常に驚くと同時に目がウルウルになってしまいました。
前置きが長くなりましたが、気を取り直して今日も。
日本語でファッショナブルというと
ハイセンスとか粋でカッコいいとか華やかだとかいい意味で使われることが多いのですが、外国人との話の中で使われる、このfashionableという言葉はどちらかというとあまりいい意味で使われるシーンに遭遇した記憶がありません。
例えば
She always shows up fashionably late
(彼女、いつも平気な顔してわざと遅れてくるのよ)
といったようなシーンで使われるのを何回か聞きました。
もっとfashionablyの語幹fashionに重きを置いて意訳すると
(彼女、遅れてくるのが一種のファッション(華やかさを伴った期待感の醸成)だと思ってわざと遅れてくるのよ)
でしょうか。
要するにfashionの中には「作っている」「図っている」「作り事」「図り事」「計算高い」といったような意味合いが含まれている気がしております。
ですので、外国人さんから
You are little bit too much fashionable
と言われたら
Your costume is very fashionable
(君の服ファッショナブル(華やか)だねぇ)
と言われた時の感覚をそのまま当てはめるような有頂天には
一概にならないほうがいいような気もします。
ひとつ前、先述の文章を訳せば
(君少しばかりファッション(作り事)し過ぎだよ)
とも訳せますから。
追記)
この場合のfashionable=fashion + ableは「ファッションできる」ではなく「fashionし勝ちな」をベースにした訳の方が妥当かもしれません。


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