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2020年10月の記事一覧

引っ張り引っ張られだけど、自分が先に引っ張る

引っ張り引っ張られだけど、自分が先に引っ張る

先だってある飲食店で食事をした。テーブルの上がぬれていたので、食券を取りに来た店員さんに「ここ拭いていただけますか」と言ったら、返事もしないで食券を取りに来たときの無表情なまま拭いてくれた。
ありゃ、言い方が悪かったかしらなどと思ったけど、あー、わたしはここで相手がテーブルを拭く以外のなんらかのリアクションを期待していたのだなと思った。「失礼しました」とか「すみません」とか。

とあるべつの飲食店

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覗き見趣味

覗き見趣味

あんまり理解されないんだけど、動いているものをじっと眺め続けているのが好きだ。
動物園のサル山は延々と見ていられるし、ダイビングをしていたころは、出会えるかどうかわからないマンタを探すよりも、ありふれた魚が土の中のごはんをパクパク食べているのをじっと見ているほうが好きだった。

子どもの頃、祖父母の家に行くと、洗濯機の番を頼まれた。水があふれちゃうからだれかが見てる必要があるってことだったんだけど

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役に立つことは必要なのか

役に立つことは必要なのか

ひとの役に立つ仕事に就きたいと思っていた時期があった。医療関係は年齢的に難しそうだから、人道支援系とかそういう職業を検討してみたこともあった。
でも、それは欺瞞だったんだと思う。ほんとうにやりたかったら、40歳をすぎて医師や看護師になったひとも存在するからまったく不可能ではなく、本気なら年齢関係なく挑戦したはずだから。

ひとや社会の役に立たない仕事はないとも言われるけれど、やや皮肉も込めて言えば

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迷いあり人生のほうが楽しいかも

迷いあり人生のほうが楽しいかも

銀座あたりには昭和っぽいおじ(い)さんがまだごろごろいる。背広(これも昭和っぽいシルエット)を着ているからまだ働いている年齢らしいけど、たぶん「顧問」みたいな、いてもいなくてもいいみたいな存在かも(想像)。
彼らは60歳代後半から70歳代前半くらいだと思うんだけど、そうすると、わたしから見たら親世代ではなく、叔父さんくらいの年齢差だと思う。だけど、その姿は何十年も前から見ていた70歳くらいのおじ(

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