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お祈りの話。

3ヶ月前に別れた彼氏とは4年間付き合っていた。
みんなには4年間って言ってるけど、本当は3年くらいだっかもしれない。あまりこだわりがないから正確なことは覚えていない。
まさか、別れるとは、と周りも自分も思ってなかった。それくらい真剣に大好きだった。

真剣に人を好きになってみて、初めて知ったことの中にその人を失うことの怖さがあった。
失う=別れる
ではなくて
失う=死んでしまう
です。(死だけに笑)
私の中の1番怖いことが好きな人が死んでしまうことになった。

そこで、私は毎日お祈りをすることにした。
今まで信じたこともない神に、そもそも何の神かも分からない漠然とした神に寝る前にお祈りをした。
どこかで神の願いの叶え方は思ってたんと違うことあるから気ぃつけや。みたいな記事を見たので、日々改良を重ね完全無欠のお願いの文章を完成させた。

神様、どうかこの人が110歳まで
自分の足で歩いて
自分の内臓で消化して
自分の手で触って
自分の目で見て
自分の耳で聞いて
自分の鼻で嗅いで
自分の口で食べて呼吸して
自分の頭で考えられますように。
よろしくお願いします。

なんとなくそっちの方がいい気がしたから、必ず彼氏が寝た後に祈って、誰にも言わないようにした。

今見返してみるとずっと一緒に入れますようにとかその辺りの意味の言葉が全然ないな。
きっと元彼は110歳まで元気に生きるんだろうな。
最初からもっと単純な言葉で、分かりやすい気持ちを伝えておけばよかったな。

なんて、そんな9月9日のキショい話。

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