カンピロバクターに気をつけろ
※この記事は実体験を伴う注意喚起です。
まじで鶏肉、生で食うなよ。
こ
との発端は、大学2年の夏に行った三重への旅行でした。友人の猛プッシュで当時話題になっていた「生で鶏肉を焼いて食べられる店」に行きました。
メンバーは大学で知り合った同学科の友人、計6名。自分と友人A・友人Bで1卓、友人C・D・Eで1卓を囲んで、焼き鳥を始めます。
その店の鶏肉はとにかく鮮度が良いのが自慢だそうで、珍しい鶏肉のハムなんかも売っていました。そこそこ安かったのでみんなで分けて食べました。
その日はそれから特に何もなく、美味しかったねとニコニコ顔で、そのあとは伊勢神宮を回ったりなんかしちゃって、楽しく帰宅しました。
異
変を感じたのは数日後。
突然、自分にしては珍しいひどい下痢を伴う39度程度の発熱がありました。当時はコロナ禍真っ只中だったのと、両親には旅行へ行くことを内緒にしていたこともあって、コロナにかかったのではないか、そのせいでもし旅行の件がバレたら遊びに行かせてもらえないのではないかと、内心ヒヤヒヤでした。
近くの病院を受診しますが、コロナは陰性。胃腸かぜと診断され何個か薬を出されますが、治る気配もありません。なんだったら病院に行った後の方が酷くなってきて、一日中トイレから出られないくらい腹を下しっぱなしのこともありました。
ちょうどそのとき、一緒に旅行に行っていた友人Cが、自分と全く同じ症状を訴えているのをTwitterで目撃。何か思い当たる節は…と調べたところ、一つの仮説に辿り着きました。
国立感染症研究所のサイトには、こんなことが書かれています。
もうこの説明がドンピシャで、二人で勝手に納得してしまいました。具体的な検査はしていませんが、同時に2人がなったという状況とこの説明との親和性から察するにどちらもカンピロバクターを腹の中で飼ってしまったとみてまず間違い無いでしょう。
とりあえずOS-1を飲んでひたすら耐える日々でした。休み期間だったのと、珍しくバイトもあまり入っていなかったのが、不幸中の幸いでした。
大
学が再開しました。友人Cとは謎の絆が生まれ、「カンピロバクター根絶の会(仮)」を勝手に設立しました。それから、「冷静になって考えてみると2人はテーブル違ったよね」と、鶏肉そのものが悪かったというよりは各自の焼き加減の判断ミスが原因だった可能性が浮き彫りになり、しばらく反省しました。
細菌に関係する大学の講義では、我らがカンピロバクターが「危険な細菌ランキング」だったかのトップ10入りしていて、Cとは改めてよく生き抜いたよねと互いを称え合いました。
ここで教訓を交えて一曲。
あなたの身に起こるのは、明日かもしれません…
みなさんもどうかお気をつけて!
特に鶏肉を焼くときには細心の注意を払ってくださいね。
それでは。
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