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幻想やファンタジーより、 リアルはもっと色鮮やかで 生々しくて美しい。

タイムラインには、変わらなきゃダメだ、行動しなきゃダメだというメッセージが始終流れてくる。
それを見て、多くの人が焦り、自分はダメだと思い、何者かにならなければと思ってしまうのではないか。

だけど、今この瞬間にイエスを言い続けることの方が、もっとずっと大切な気がする。

そうやって、自分を追い立て何者かになろうと駆り立てられている時には、目の前にあるものが見えなくなってしまう。

道端の小さな花も、
雨のあとの土の匂いも、
自分の内側にある小さな声も。

自分のまわりにいる友人たちの
等身大の言葉も。

だから、
始終流れてくるメッセージが自分を不安にする時には、
目をつぶって感じてみる。

網の目のように重層的に張り巡らされた命のネットワークのつながりの中に自分があることを。
(それはイメージでもファンタジーでもなく、リアルに実際に在るのだ)

しばらくそれを感じてから目をあけてみるとびっくりするよ。
この世界があまりにも色鮮やかで美しいことに。


私は精神分析を10年くらい受けていた時期があるのだが、
ある日その帰り道、
木々の緑があまりにも色鮮やかで、その緑が目に飛び込んでくるように感じてびっくりしたことがあった。


その時にわかった。

自分は目の前にあるものを
何一つリアルには見ていなかったと。
自分が勝手に作った幻想の中で生きていたと。

幻想やファンタジーより、リアルはもっと色鮮やかで生々しくて美しい。

時には痛いけど。

でも、それが生きるということなんだ。

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