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作業療法士は実習の方がつらかった?就職後の方がつらかった?

断トツで実習のが辛い、周りみんなが敵に見える!

僕のトラウマをほじくるようで、気が重い(じゃあ、書くなって話だが)。
「断トツで実習のが辛かった!」そうだよね、そうなるよね。

1回目の実習不可、2回目ドロップアウト、留年確定か?


僕は18から精神疾患(その頃はうつ病と社交不安症)を持っていたので、薬を飲みながら、睡眠時間を削って課題をこなすことはできませんでした。大学4年の1つ目の実習地はなんとか課題をこなしたのですが、「これは4年生の実習じゃない。」とSVにバッサリ切られ不可でした。教員が飛んできて話し合いをしましたが、何も僕には話されませんでした。

欠席の電話で一喝される


次に実習地は家から比較的近いところなのですが、ここは実習が厳しいと有名な病院でした。なんでそんなところに俺を送り込むのか理解不能でした。1日目に国家試験の模擬試験みたいなのをやらされ、どこが苦手か分析を受けました。3日目の朝、不安発作が起きてジアゼパムを飲んでも収まらず、電話に出たPTに話をすると、「そんなことじゃ続きませんよ!」と一喝されました。うつ的思考が頭を駆け巡り、ひとの話を聞く余裕もなく、そんなんで、実習ができるわけもなく、たったの3日でドロップ・アウトしました。

主治医が思ってもみない行動に!!


「これは、留年だなあ・・・」と打ちひしがれて、主治医に話すと「ちょっと待って、うちの病院に就職しなさい。(!?)」と言って、主治医が僕のカルテを持って、何と大学まで来てくれたのです!
主治医は、学科長に僕の病気を説明し、「うちの関連病院と老健で実習をさせてもらえないか?卒業後はうちの病院で働くということでなんとか卒業を認めてほしい。」と頭を下げてくれたのでした。
と、言うことで、今の主治医がいなければ僕は理学療法士には、なれなかったのでした。

精神疾患で実習は続かない、心無い中傷の嵐


僕も、まともな精神状態で実習を受けていたらやり抜けたかもしれないが、精神疾患を持って睡眠削られたら、精神状態は悪化の一途でしょう。
心無い中傷も浴びました。精神疾患に理解を求めても無理な年代だったし、根性論でやり抜くのが実習だみたいな雰囲気もあったし。僕の時代はインターネットもパソコンもなく、ワープロ世代でしたね・・・

でも、理学療法士は好きですね。変人が多いけど。


その代わり、理学療法士になってからは自由に勉強できて、不器用だけど俺の天職だって思えるし、主治医様々です。
実習って、違法残業レベルの課題の多さでしたね・・・「お前が分かんねぇから課題にするんだろ!」って斜に構える余裕もなかった。

そんな20年前のお話でした。

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