本日もわたしたちソワカとミロクが日頃よりお世話になっているかけがえのない存在であるマシンの数々を紹介いたします。
今回はその第三弾として、「炊飯器」をご紹介！

ウツワの看板メニュー「おむすびブリトー」には欠かすことのできない食材、お米。お米を炊く炊飯器はウツワで一番最初に活動した相棒。またもや、これ無しではやってこられませんでした。それでは少々お付き合いくださいませ。

質実剛健ウツワのガス炊飯器

ウツワでは３升炊きガス炊飯器を使用しています。３升と言えば生米４５００g！単純計算するとおむすびブリトー９０個分です。

おむすびブリトーに水っぽさは禁物です。
これはご飯に関しても、お野菜に関しても一緒です。水気が多いと、味はもちろんのこと、食感も変わってしまうため水気に注意して扱うようにしています。水分量が多くなってしまうとベチャッとしたご飯になります。美味しいご飯を炊くための水分量は決まっています。お米は１升を超えると洗米後きちんと水を切る必要があります。なぜなら、お米とお米の間に水分があると、計量した水を注ぎ入れた時に分量が変わってしまうからです。大きなザルで水を切ること約５分。炊飯器に炊飯ネットをセットし、お米を入れ、水を注ぎます。浸水、炊飯という流れです。

浸水や蒸らしの時間は準備時間や外気温、炊くお米の量によって違いますので、都度様子を見ながら調整しています。

炊飯器の使い方はいたってシンプル。
ガスの元栓を開け、種火の栓を開け、種火を点け、バーを下げ炊飯スタート！これだけです。約３０分後”炊けました”と言わんばかりの合図があり、種火を消し、ご飯を蒸らします。

恐ろしや米騒動！

今まで、毎日と言っていいほどお米を炊いてきました。初期の頃は何度も失敗したことがあります。わたしたちはご飯にまつわる悪いことを”米騒動”と呼んでいます。

①営業中ご飯がなくなる
②炊飯に失敗

「米騒動はもう嫌だ！」をスローガンに掲げているほど恐れています。
①のご飯がなくなってしまうと看板商品であるおむすびブリトーが提供できなくなってしまいます。これは冷や汗ものです。②の炊飯に失敗とはお米の計測を間違えたり、水分量を間違えたり...これはもうわたしたちの失敗、ミスでしかありません。

そう！全てにおいて炊飯器は悪くないのです。
いつでもきちんと自分の役目を果たす仕事人です。何か失敗するとすればわたしたちのミスによるところ。いつしかわたしたちは炊飯器を「さん」づけで呼ぶようになっていました。

縁の下の力持ち「炊飯さん」からの「SUI-HANさん」

炊飯器の炊飯さんは長老のような存在です。３升炊きのガス炊飯器ですので重量もフォルムもどっしりとしています。それに加え、仕事人。どこか長老のような安定感があるのです。今までご紹介してきた他のマシンの名前とは違い、こねくり回していませんでした。
漢字表記「炊飯さん」だと何だかよそよそしい...彼もウツワ初期メンバーのリーダーとしての敬意を払いつつ、もう少しフランクに、そしてポップに。安易ではありますが横文字表記
を採用しました。

「SUI-HANさん」...何だかもっと近く、親しくなれそうです。

双子の片割れはいつお迎えすべきか問題

先日、大変ありがたい機会に恵まれ、１２０人前のランチボックスを発注いただきました。召し上がっていただくのはきちんとお食事の時間もとることのできない方とのこと。ワンハンドで食べることのできるおむすびブリトーを気に入っていただき、おむすびブリトーをメインにメニューを作ることにしました。男性が多いのでがっつり目でお願いしたいとのこと。

---------------ご注文内容---------------
【１２０食分・１食あたりのおむすびブリトー３本】
忙しいので片手で食べられるおむすびブリトー
男性が多く、ガッツリメニューがご希望

１名様３本作ることを決意しました。１２０人前×３本＝３６０本！炊飯器を４回炊いてフル稼働でもギリギリです。何かあっては怖い！また、その後お店の営業があります。...結果５回炊き。単純計算１回の炊飯が約４５分、合計約４時間。洗浄せず使い続けるとお米の粘り気が内釜にこびりつくため、最低２回に１回は洗う必要があります。それだけでお米の仕込みだけで５時間超。SUI-HANさんはその日たて続けによく働いてくれました。

---------------お米の仕込み---------------
【360本のおむすびブリトーづくりの場合】
３升炊き炊飯器 × (余裕を持って)５回
炊飯時間約４５分/回 × ５回 ＝ 約３時間４５分
洗米・水切り・浸水・蒸らしなど含め約５時間超

ウツワ働き方改革を推進する立場としてこれは由々しき事態。SUI-HANさんの負担軽減のため、双子の片割れをいつかお迎えしたいところです。ガス口は２つあり、スペースもあるのであとは身一つ迎え入れるのみ。いつになるやらですが、時期をみてお迎えしたいと思います。

おわり