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ほー ほっけぐち 《詩》
もしも私が一匹の蝶だったら
あなたの家のベランダで
柔軟剤の香りがするタオルに止まり
気付かれずにそのまま家に入り込む
カレーの匂いがする台所で目眩して
ヒラヒラ落ちる
蛾だと騒ぐ女のキーキー声
団扇で扇がれフラフラ揺れる
あなたに摘まれた私
触れられてとっても幸せ
私だけホーホケキョが聞こえる
もしも私が一匹の蝶だったら
あなたの家のベランダで
柔軟剤の香りがするタオルに止まり
気付かれずにそのまま家に入り込む
カレーの匂いがする台所で目眩して
ヒラヒラ落ちる
蛾だと騒ぐ女のキーキー声
団扇で扇がれフラフラ揺れる
あなたに摘まれた私
触れられてとっても幸せ
私だけホーホケキョが聞こえる