KA法を使って、ユーザーインタビューを分析した話

こんにちは!ウーレン(@tumur_uulen)です。

こちらのノートは、InHouseDesigners Advent Calendar 2018クリスマスイブの24日目の記事になります🎄

実はこちらの記事がずっと下書きに保存されていて、いつか公開しようと思って何ヶ月も経ってしまっていました。で、友達にアドベントカレンダーに誘われて、遂に記事を公開することに👏

               〜〜〜〜〜

ということで前回の記事の引き続き、KA法を使ってユーザーインタビューを分析した話について書きたいと思います!

目次
・分析手法として、KA法を選んだ理由
・KA法とは
   - KA法のメリット
   - KA法の分析手順
・実際にやってみて、良かった点🙌と反省点😰
・最後に


分析手法として、KA法を選んだ理由

会社でチームメンバーを巻き込んでインタビュー分析を行う際に、KA法が一番適していると思ったからです。

その理由
チームメンバーでデザイナー以外の職種の方も巻き込むため、KA法に関
 して十分な知識や経験値がない初心者でも扱いやすい分析手法が必要であ
 る
会社でチームメンバーを長時間に捕捉することが難しく、週1,2回の60
 分〜90分という限られている時間で分析することになるため、短時間で質
 の高い分析する必要がある
また限られている時間の中で分析が途切れても、どんな調査結果に基づい
 て分析されたかが、いつでも戻って確認しやすくする必要がある
上下関係ができてしまっているチームメンバーで、全員が満遍なくかつ発
 言しやすい場作りが必要である


KA法とは

KA 法とは、ユーザー調査で得られたインタビューデータなどの定性調査から、人々が求めている本質的ニーズや体験価値を導出するための分析手法である

コンセプトの作成において、インタビュー分析から導き出す「本質的なニーズ」および「体験価値」の質が、とても重要なポイントになります。


 KA法のメリット
ユーザーの出来事を一つひとつ丁寧に解釈するため、より詳細に分析する
 ことができる

一つの出来事を一枚(価値カード)で分析するため、いつでも戻って確認
 することができる
価値マップを通して、全体像を視覚化することができる
分析者はより客観的で広い視点でユーザーの体験価値や本質的ニーズを検
 討することができる


KA法の分析手順

インタビューの中から特徴的な出来事をピックアップし、その出来事一つ一つに含まれるユーザーの価値を2回で解釈を行います。KA法の詳しい方法については、千葉工業大学の安藤 昌也先生のブログで紹介されています。


実際にやった手順
今回は、婚活支援サービスのコンセプトの再定義するということで、男女6名のユーザーインタビューの結果を元に、分析を行いました。そこで、男性と女性でニーズや体験価値の違いがあるかを確認したく、男女別々にKA法を使ってインタビュー分析を行い、その結果を合わせてもう一回分析を行いました。合計3回インタビュー分析を行ったことになります。


実際にやってみて、良かった点🙌

ユーザーインタビューの結果から特徴的な出来事を抜粋し、事前に用意し
 ていたため、時間短縮することができました。
価値カードと価値マップ作成する際に、まず少人数(2人~3人)で話し合
 ってから、全員で議論するようにファシリテーションしたので、発言力が
 強い人に引っ張らずに、満遍なく全員が発言しやすい場作りができまし
 た。

男女で分けてインタビュー分析したため、男女それぞれの考え方や価値観
 の違いが見やすくなりました。

男女別々のインタビュー分析を合わせて、もう一回インタビュー分析をす
 る際に、どんな調査結果に基づいて分析されたかが、KA方が確認しやす
 かったです。
価値マップを作成することによって、全体像が視覚化され、ユーザーが何
 を求めているかが把握しやすくなりました。


実際にやってみて、反省点😰

KA法に関して十分な知識や経験値がない初心者でも扱いやすく、短時間で質の高い分析ができる分析方法として、KA法を選びましたが、思った以上に難易度が高く、以下の反省点がありました。

今回は、KA法について説明した後、すぐに本番のインタビュー分析を行
 ってしまいました。
KA法に関して十分な知識や経験値がない初心者が多
 い場合は、KA法のスキルを習得するための簡単なワークショップを実施
 する必要があると感じました。
価値カードを書きやすくするためにペアで組んでもらい、話し合いしなが
 ら書いてもらったものの、価値カードの「行為の背景にある価値」を書き
 出すことに、時間をかけてしまっていました。
 初心者が価値カードをよ
 り書きやすくするために、言葉遣いなど工夫する必要があると感じまし
 た。
よく似ている価値カード同士をグルーピングする際に、複数枚(5枚以
 上)の価値カードをひとまとまりにしていたため、まとめることに苦戦し
 ていました。
できるだけ少ない枚数の価値カードでまとめるように、ファ
 シリテーションが必要だと感じました。
作成した価値マップが抽象度が高い内容になってしまい、コンセプトに繋
 がりにくかったです。


最後に

今回はチームメンバーを巻き込んで、KA法を使ってインタビュー分析を行ったものの、短時間で質の高い分析することの難しさを痛感しました。KA法に関して十分な知識や経験値がない初心者が多く参加される場合は、初心者向けの配慮や言葉遣い、ファシリテート能力が必要だと思いました。

次回は、インタビュー分析からコンセプト作成した話を書きたいと思います。

それでは、皆さん素敵なクリスマスを〜💕
















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株式会社Diverse デザイナー

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