日本は恥の文化、韓国は恨の文化、アメリカは（一方的な）正義、中国は力

と国によって文化や価値観、空気感が存在しその空気、要するに認知バイアスなのですが、それがその国に住む国民に伝染する事で国家間や国民性が形成されます。

日本は恥と嫉妬の文化なので、特権階級であるニートに対して嫉妬が集中します。

世の中や人は感情から生まれる、主義、倫理観、嫉妬、正義などといった脆弱性に振り回されてしまいます。

ここでは、経済的にニートとはどういった効果があるのか？を客観的に判断したいと思います。

大魔導士様もこう仰っています死ね。感情に絆されない事は大事です。感情に絆されると物事が急に見えなくなります。(感情とはがん細胞みたいなものです。）

現在社会が抱えている大きな大きな問題は、デフレであり、なぜデフレになるかというと

極論を言うと生産過剰だからです。この過剰生産が一向に落ち着かない。

要するにどこかで誰かや何かがチキンレースに負けて淘汰されてるはずが、新規参入する企業が多すぎる、中々企業が潰れない等の理由により

需要と供給のバランスがいつまでたっても取れない。ずーっとずっと

供給　＞＞超えられない壁＞＞　需要

の構造から抜け出せないから、先進国においてはデフレから抜け出せないのです。

ではどうすればデフレから脱却できる可能性があるか？

と言うと一つは

完全雇用の実現

Death。

これは潜在的に働きたいと思う人、（働いたら負けだと思っている人はこの数に含まれません。）あくまでも働きたいと思う人が仕事さえ選ばなければ必ず何かしらの職に就ける状態を

完全雇用

と言います。

こうなると、企業は人材の取り合いになるので、どうしてもバイト代をあげたり、給料を上げる、雇用条件を改善する。

といった対策を打たないと商売が難しくなります。

するとどうしても跳ね上がった分のお金を商品やサービスの価格に転嫁しないとやっていけないので、デフレからインフレになる可能性が増えます。

もう一つは、価格を上げるとどうしてもお客はお値段据え置きの商品に流れます。

なので、原価は上がるが価格があげられない罠に陥ります。

すると当然企業の経営は厳しくなるので、チキンゲームが発生し、そのチキンゲームに耐えられなかった企業は市場から撤退します。

こうすることで、過剰な供給が少なからず減るので、需給ギャップ（需要と供給のバランス）はマイルドになります。

なので一つ目の完全雇用を実現するための手っ取り早い対策として、潜在的に働いたら負けだと思う人た増える

と言うのはかなり良い手なのです。

彼らは率先して市場競争から脱落してくれる天使たちなので、感謝こそすれど、羨むような要素など微塵もありません。

言うなれば、過剰供給の先進国においては、例えば、ニートAさんが仕事を始めると言うことは

極論を言うと誰かの所得になるはずだったお金を奪う行為です。

例えば　10人で 100 を分配している国で NeetAさんが市場に参加するとは 11人で 100 を分配する事になるので当然一人頭の所得は目減りします。

だから、彼らが積極的に市場からリタイアしてくれると言うことは彼らの潜在的な所得を誰かほかの人が手に入れる事ができると言う事なので

社会にとってはこれほどおありがたい事はございません。ニートさんマジ天使です。

最後に、ニートの存在がヒエラルキーと貨幣の硬直を緩和する。

これが社会現象の中で最も大事なシステムだと理解しているのですが

先進国、で平和が前提条件ではありますが、

この世の中は貨幣を持っている人間が圧倒的に有利に出来ています。

トマピケティの

資産運用　>　労働所得

でも答えが出ている通り、お金持ちはより多くお金を稼げます。

そして、所得は力（パワー）だぜ！

と言うことで資本はありとあらゆる可能性を広げます。

例えば先進国において、高学歴であると言うことはそれだけで有利です。

そして、お金があれば、塾に行く事も出来ますし、何よりバイトをしなくても良い状況に入れます。

それは言い換えれは24時間ほぼ全てを受験勉強に費やす事が可能なのです。

例えば所得が低い両親の子供は、アルバイトして所得を稼ぎつつ勉強をしなければなりません。

とこれだけでも如何に金を持っている事が社会に対して有利に働くか？と言う例は枚挙にいとまがありません。

それがお金持ちの家にニートが生まれる事でこの社会の不均衡をマイルドに出来ます。

Neetだけではありませんが、所謂お金持ちのバカ息子が浪費や散財をしてくれるから、お金が市場に流通しますし、

地域の硬直を阻止できます。

お金持ちに生まれた子供がちゃんとした生存戦略（ちゃんと受験勉強するとか、浪費をしないとか）をしてしまったら

ますます富と地位は固定してしまいます。

ニートと言う揺らぎがその合理性を打ち破ってくれるのです。

社会にとってはこれほどおありがたい事はございません。ニートさんマジ天使です。