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巨人の肩の上に立つ臨床工学技士|医療安全管理者|呼吸療法認定士|透析技術認定士|初級睡…

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巨人の肩の上に立つ臨床工学技士|医療安全管理者|呼吸療法認定士|透析技術認定士|初級睡眠指導士|

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  • 赤穂中央病院の新コロ対策最新情報!

    • 166本

    赤穂中央病院や、赤穂地域の施設の新型コロナ対策最新情報をわかりやすく紹介しています。

最近の記事

[透析]除去率の求め方・使い方

除去率とは?1回の透析治療により、各種の溶質(BUN、クレアチニン等の小分子物質やβ2ミクログリブリン等の低分子量蛋白)がどの程度抜けたかを、透析前後の血液中の濃度変化から算出する方法。 除去率の計算式は?小分子量物質と低分子量蛋白(大分子量物質)で計算式が異なるため、以下の2つの式を使い分ける。(当院では、式Aを用いてBUN除去率を毎月計算している。HDF治療を行う場合は式Bを用いてβ2ミクログロブリン除去率を計算するとよい。) (式A)小分子量物質の除去率R (式B

    • [呼吸]肺胞低換気を伴う成人のムコ多糖症患者への呼吸管理戦略

      ムコ多糖症とはムコ多糖症は、細胞内でのムコ多糖の分解に必要な酵素が生まれつき足りないために、全身の細胞にムコ多糖が蓄積する先天性代謝異常症。よく見られる症状として、発達の遅れ、低身長、骨変形、特異な顔つき、固い関節、お腹の膨れなどがある。重症の患者では、徐々に症状が進行し、10歳代になると歩けなくなる、自分で食事ができなくなる、自発呼吸が困難になる、寝たきりになるなどの状態になる。 表:国立成育医療研究センターHPより引用 ムコ多糖症の症状の進展 図:木康之,折居忠夫:

      • [呼吸]急性脳損傷や呼吸不全の患者にはどの呼吸管理を推奨すべきか?

        欧州集中治療医学会誌に投稿された、急性脳損傷(ABI)を伴う呼吸不全の患者にはどの呼吸管理を推奨すべきか?(What respiratory taegets shoud be recommended in patients with brain injuary and respiratory failure?)についての「日本語まとめ」を紹介します。 陽圧人工呼吸が脳の血行動態に与える影響について陽圧人工呼吸は、下記のようにさまざまなメカニズムを介して脳の血行動態に影響をあ

        • COVID-19感染症、その治療とは?

          色々と治療法が増えてきたので整理したいと思います。わかりにくいので、戦国時代にタイムスリップした気分で解説してみます。 コロナ軍勢に対抗する我々の手持ちの武器ですが、敵は弓矢を放つ、城壁を登ってくる、城門を破り侵入し城内に火をつけるなどの場面が想像されます((笑)) 戦いの方法は、まず侵入をどう防ぐか、そして侵入されたあと敵を増やす勢いをいかに防ぐか、最後に敵に火をつけられたとき如何に消火活動を行うかの3点に分けられる。この消火活動の在り方がインフルエンザとコロナウイルス

        [透析]除去率の求め方・使い方

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          『閉鎖式吸引カテーテル』は、気管挿管チューブをいちいち開放しなくても、気管吸引が出来ます。 『呼気ガスディテクター』は、呼気ガス(呼気に含まれるco2)を検知すると変色するインジケータが付いているので、気管挿管されたかどうかが一目で分かります。(食道挿管が見抜ける)

          『閉鎖式吸引カテーテル』は、気管挿管チューブをいちいち開放しなくても、気管吸引が出来ます。 『呼気ガスディテクター』は、呼気ガス(呼気に含まれるco2)を検知すると変色するインジケータが付いているので、気管挿管されたかどうかが一目で分かります。(食道挿管が見抜ける)

          「Covid-19専用気管挿管セット」が、普通の気管挿管と何が違うかというと、挿管時の飛沫やエアロゾル(マイクロ飛沫ともいう)から医療者を守るため、『閉鎖式吸引カテーテル』と『呼気ガスディテクター』が入ってる点です。

          「Covid-19専用気管挿管セット」が、普通の気管挿管と何が違うかというと、挿管時の飛沫やエアロゾル(マイクロ飛沫ともいう)から医療者を守るため、『閉鎖式吸引カテーテル』と『呼気ガスディテクター』が入ってる点です。