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お米を美味しくする「洗い米」のすゝめ

「洗い米」というものをご存知ですか?
料理研究家の土井善晴さんの動画で知ったのをきっかけに、試しに作ってみたのですが、これが美味しい!ということで、洗い米についてご紹介していきます。

▼参照した土井善晴さんの動画はコチラです。

土井善晴さん曰く、お米は乾物なので、①米を洗って米糠を取り、②給水して元の状態に戻す ことが大事なのだそう。
お米が膨らむため、いつもの食べ方よりも量が多くなり、食べ盛りな人にもおススメです。

ちなみに、米の栄養価がなくなるから洗いすぎない方がいいという話に対して、「今の時代はお米から栄養を取らなくてもいいわけで、美味しくということなら水が澄むまでやったほうが、お米の風味を楽しめる」という一言が個人的には好きでした。
江戸時代と比べたら栄養はほかでも取れるから、お米は美味しく食べよう!というのに共感しました。

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さて、作り方に進みましょう。
ここで紹介するのは動画から若干変えているところもありますが、大筋は押さえてやっていると思います。

準備するもの

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・お米 ・・・2合
・水  ・・・水道水をたくさん
・ボール・・・1つ
・ざる ・・・1つ
・炊飯器・・・1つ
※高速炊飯があるのがおすすめですが、うちのは旧型なので普通炊飯のやり方を考察してやっています。

洗い米の作り方

① お米を水に浸す

お米2合をざるに入れ、ボールを下に重ねて水道水を入れます。

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②米糠をシャカシャカして取る

お米全体に水気が行き届いたらすぐに水を捨てて、ざるの中でお米を30回ほど切るようにシャカシャカする。(数字は目安、米糠を取ってあげる感じで。)

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③流水で洗う

米糠が溜まってきたなぁ~というところで、ボールを下に重ねて、シャカシャカしながら水を入れて米糠を取ってあげます。

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1回目の水はこんな感じ。もう真っ白。

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2回目の水はこんな感じ。やや薄くなったが、それでも白い。

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3回目の水はこんな感じ。底が見えるか見えないかのところ。

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4回目の水はこんな感じ。底が見えてくる。

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5回目の水はこんな感じ。まあまあ水が澄んでくる。

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6回目の水はこんな感じ。かなり水が澄んでいて、いつもここで満足しておしまい。

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④お米に水を給水させる

お米の水気をしっかり切って、真ん中をへこませます。

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これを30分置きます。すると、ざるに着いた水をお米が給水して、お米が白っぽくなって瑞々しくなります。

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~30分後~

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前後の比較をすると、こんな感じ
【30分置く前】

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【30分置いた後】

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洗い米完成!!比較写真だとちょっと分かりづらいですね。。
この後すぐに使うのであれば、お米と同量の水を入れて高速炊飯しても食べられますが、今回は保存していきます。

⑤洗い米を保存する

水気をしっかりと切って、ボールに移し、ラップをして冷蔵庫に保管します。
動画では袋に入れるやり方が紹介されていますが、袋からお米を出すときにお米を取り出しづらくなるので、いつもボールに入れたまんま冷蔵庫に入れちゃってます。

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⑥洗い米を炊く

保存したお米を炊くときは、お米と同量の水を入れて高速炊飯すると美味しく炊けるみたいなんですが、、うちの炊飯器は高速炊飯機能がないので、、水を少し少なめにして炊いています。

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水を入れて人差指の第一関節の半分くらい入れるとふっくらと炊き上がります。何度かチャレンジして見つけた、個人的な最適解です。
炊飯器の大きさにもよるかもしれないので、あくまでも目安にしてもらえれば。

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最後に

お米の炊き方は賛否が分かれるものですが、料理研究家の中でも分かれる話なので、素人にとってはどちらが正解かは分かりません。正解を探すというよりは、目の前にあるお米をいかにおいしく食べるか、というところを大事にして料理していけたらいいかなとは思いました。
興味がある方はぜひ、お試しあれ!

おまけ
シンクの水って近くで撮ると、良い感じになる、気もする。

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