トツカ

リモートワークに勤しみながら、街や自然を徒歩旅することの楽しさについて実験し書き留めて…

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リモートワークに勤しみながら、街や自然を徒歩旅することの楽しさについて実験し書き留めています。徒歩旅行、住宅街散策、登山など。

最近の記事

今年旅行に行くなら、地方の静かな街を楽しむ術を身につけたい

コロナ禍が去ったことによる需要の回復と、円安の効果もあって、日本全国でインバウンド観光客が大幅に増えているみたいです。東京でもホテルの予約が全然取れなかったり、人気の花見スポットがどこも混雑していたりと、インバウンドの過熱ぶりを肌で感じます。観光事業者サイドにとっては嬉しい状況ですが、旅行者からすると、旅先の過度な混雑はあまり喜べないものです。 しかも、これは今年限りの現象ではなさそうです。世界的には旅行者の数は増加傾向にあり、海外の旅行者からの日本人気も一過性のブームとい

    • 予定通りの旅行に飽きた時のための、不確実性と不便さを味方につける方法

      過去に行った旅行を思い出してみてください。旅している間、ずっとワクワクしていて、今でも鮮烈な記憶が残っているような印象的な旅があったと思います。一方で、計画していた通りには進んだものの、出発前の期待を上回るほどには面白くならなかった旅もあると思います。この違いはどこから来るのでしょうか。それは、旅行にとって重要な要素である「発見」の量と質が関係しているのではないかと思います。 旅の楽しみの基本は「発見」すること旅を楽しさの基本は、何かを「発見」することだと私は考えています。

      • 初めての海外トレイル(宿泊あり)ハイキングで大変だったこと

        前々から海外のスケールの大きい自然の中でのハイキングには興味がありつつも大変そうだなと思って尻込みしていたのですが、重い腰を上げてついにニュージーランドで2泊3日のハイキングに挑戦しました。 旅の準備や道中では多少大変なこともありましたが、来て良かった!という気持ちの方が圧倒的に強かったです。なので、同じように海外での数日にわたるハイキングに興味があるけど大変そうだから尻込みしている人の背中を押すために、大変だったことをまとめて書いておこうと思います。何が大変なのかが事前に

        • 普通の旅行に飽きたら、その土地をより体感できる旅を楽しみたい

          旅行というと、美しい景色、歴史的建造物、美味しい食事を思い浮かべるかもしれません。しかし、何度も海外旅行を経験するうちに、新しい発見が少なくなり、従来の旅行に飽きてしまう人もいます。ここでは、そんな方々に向けて、旅先の土地と文化を深く体験する旅の提案をします。 インバウンド富裕層がディープな日本文化体験ツアーに集まっている日本の自然や文化を体験する徒歩旅行ツアーに海外の富裕層が集まっているという記事がありました。 この記事で紹介されているツアーは1〜2週間の日程で数十万円

        今年旅行に行くなら、地方の静かな街を楽しむ術を身につけたい

        • 予定通りの旅行に飽きた時のための、不確実性と不便さを味方につける方法

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          インプットのための散歩/アウトプットのための散歩

          リフレッシュ目的でぶらぶら歩くのもいいけれど、散歩は仕事や日常生活での生産性や創造性を高めるためのツールとしてもすごく有効だと思う。 ただし、目的によって散歩のやり方は少し変える必要がある。大きく分けてインプットのための散歩とアウトプットのための散歩があると僕は考えている。これを上手く使い分けられれば、生活や仕事を充実させるのにとても役に立つと思う。 インプットのための散歩新しい情報や刺激を受け取るためにやる散歩を、ここではインプットのための散歩と呼んでいる。自分の日常の

          インプットのための散歩/アウトプットのための散歩

          何でもない普通の街のガイドツアーをやってほしい

          こんなガイドツアーがあったら参加したいなという話。 観光名所とかではない普通の住宅街を散歩するのが好きなんです。初めて訪れた知らない街を歩きながら、「もし自分がこの街で育ったらどんな生活だったんだろう」ってなんとなくイメージするのが楽しいんですよね。 近場でふらっと飲みたいときはこのあたりの店に行くんだろうな、とか、小学生の頃にこんな立派な公園があったら最高だな、とか、そういうインスピレーションが自然に湧いてくるような街はいいですね。そういう意味では、都心から離れた郊外の

          何でもない普通の街のガイドツアーをやってほしい

          離島旅の魅力は箱庭感

          離島への旅、いいですよね。船でしか行けないような離れた土地に流れるのんびりした雰囲気。 離島はいろんな魅力があると思いますが、僕が好きなのは、箱庭感を楽しむことです。 凝縮された暮らしを愛でる島のサイズにもよりますが、人口数百人規模の小さい島の場合、大抵の施設は1〜2個ずつしかないです。郵便局、役所、診療所、小学校、中学校、公園、それから場合によっては商店や飲食店も2~3件ずつとか。 それぐらい規模の小さい町だと、そこに住んでいる人の暮らしのイメージが何となく浮かぶんで

          離島旅の魅力は箱庭感

          英語のリスニング力強化にちょうどいい動画の探し方

          英語のリスニング力を向上させるためには、英語音声の動画を視聴するのが一番効率がいいと思います。 ただ、どんな動画でもいいか、というとそんなことはなくて、リスニング力向上に向いている動画とそうでない動画があります。 私も色々な動画で試してみましたが、どういう動画が良いのかがだいぶ分かってきたので、ここにまとめておきたいと思います。 話の前提(ある程度の英語力はあるものとする)ここで書いているのは、「英語の発音や文法、基本的な単語などの知識は既に身についている上で、苦手なリ

          英語のリスニング力強化にちょうどいい動画の探し方

          銀座から幕張まで歩いて旅してみた(約35km)

          天気の良い冬のある日、銀座から幕張まで約8時間程かけて歩いてみました。意外に楽しくて、かつ今までにない体験ができたので、その内容をここに記しておきます。 趣旨江戸時代の旅人の感覚を体験してみたいと思ったのが動機です。江戸時代は一般庶民でも旅に出る機会があったようですが、成人男子だとだいたい1日に30〜40kmぐらい歩いていたらしいです。今までの人生で1日にそんなに長い距離を歩いて移動したことはなかったので、どんな感覚なのか味わってみたくて実行しました。 条件歩いたルート

          銀座から幕張まで歩いて旅してみた(約35km)

          静かな空間を感じる散歩:新川崎

          新川崎は、東京や川崎に住んでいてもほとんどの人が訪れることのない駅の一つですが、心静かに散歩するにはなかなか良い場所です。 散歩ルート 駅の出入口は、線路の上を横断する道路に面して作られているので、駅を出るとすぐに開けた景色が目に飛び込んできます。 遠くに武蔵小杉周辺のビル群が見えます。 ここで左を向き、この道路に沿って線路を越えていきます。 ちょっと進んだところで駅の方を振り返ると、貨物車両の後ろにまた別のビル群が並んでいて、趣きがあります。 線路を完全に越えると

          静かな空間を感じる散歩:新川崎

          徒歩で箱根の峠を越えようとするとどんな感じか

          「箱根の峠を越える」と聞いて、皆さんはどんなイメージを持ちますか?先日、私はその古道を実際に歩いてみました。今回は、古道に興味のある方のために、私の経験から雰囲気をお届けしたいと思います。 現代においては難関ルートではない 体力的にきつくはないが長い旅でした。二日間かけて、一日五時間ずつぐらい歩きました。 江戸時代には東海道で一番の難所と言われていたようですが、現在は道が歩きやすく整備されているので難易度は高くないです。これまでに初級から中級程度の登山経験が何度かあった

          徒歩で箱根の峠を越えようとするとどんな感じか

          「新しい自分に出会う旅」の作り方を考える

          旅の魅力と言えば非日常感ですが、旅の非日常感を通じて得られるものは大きく分けて2種類あると思っています。 一つは、とにかく楽しい時間を過ごすこと。おいしいご飯を食べたり、綺麗な景色を見て感動したり、そんなシチュエーションで仲の良い友達や、家族、大切な人とワイワイ楽しいお喋りをしたり。非日常の体験をするのは一人でも楽しいですし、その時間を誰かと共有すればさらに楽しくなったりします。 もう一つは、旅を通じて自分の新しい一面を見つけること。普段しないような体験をして自分の好みを

          「新しい自分に出会う旅」の作り方を考える

          住宅街ハイキングの実践記録:横浜市高田より

          住宅街をぶらぶらっと歩くことの楽しさをまだ知らない人のために、実際に歩いてみた時の記録を紹介します。 これを読んで、なんか楽しそう、と思ってもらえたら嬉しいです。 ルート決め まずスタートとゴールの地点をざっくりと決めます。 歩き切ることが目的ではないので、最終的にどこまで歩くかはその時の気分で決めますが、一応仮ゴールを決めときます。行き帰りのことを考えて、スタート地点とゴール地点は電車の駅が良いです。 今回は、横浜市営地下鉄グリーンラインの高田駅をスタート地点に、ブル

          住宅街ハイキングの実践記録:横浜市高田より

          北海道の都市は街歩きのポテンシャルが高い(多分)

          北海道には短期間の旅行でしか行ったことがないのですが、都市部は街歩きのポテンシャルが高そうだなと思います。 計画的に作られた街なので街並みが整っている 北海道の都市の多くは明治時代以降に政府によって計画的に作られています。 なので、行政の建物などの街の中心や大通り、公園なんかが綺麗に配置されていて、美しい通りが多いです。 道幅が広い 北海道の都市は広い平地にあり、人口に対して土地が豊富にあるので道幅が広いです。車道も広いですが歩道も広く、歩いていて快適です。 勿体無

          北海道の都市は街歩きのポテンシャルが高い(多分)

          気温が生産性に与える影響は大きい

          涼しいと仕事が捗る 夏休みにオーストラリアに行っていたのですが、日本の夏は南半球の冬ということで、向こうはだいぶ涼しかったです。 冬と言っても日中は20度を超えていているので、Tシャツで過ごせる感じでした。日光が直接当たるとちょっと暑いですが日陰に入ると涼しく、散歩していてすごく気持ちよかったです。サウナが好きな人にしか伝わらない表現ですが、サウナに入った後の外気浴の気持ちよさがずっと続いているような感じでした。 これぐらいの気温だと頭も冴えていて、考えことがとても捗り

          気温が生産性に与える影響は大きい

          歩いていて楽しい街の特徴

          のどかな住宅街を目的もなくぶらぶらハイキング感覚で歩くのは楽しいですね!その中でも特にここは楽しい!という気持ちになる街に当たることがあるので、そういう街の特徴をまとめてみました。 土地に高低差がある 土地に高低差がある(高い丘のような場所と、川が流れる低い場所、その間をつなぐ坂道などがある)と、歩いてて空間の変化を楽しめます。坂道を上り切った時に新しい景色が広がる感覚や、丘の上の公園から遠くの隣町を眺める感覚なんかは、気持ちをワクワクさせてくれます。 建物が詰まりすぎ

          歩いていて楽しい街の特徴