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無名ブランドやサービスの認知拡大について

無名ブランドの認知拡大をしたいというご相談をいただきましたので回答に短いnoteを書きます。


認知拡大にホームランはない

認知拡大にホームランはありません。
よく芸能人が着てくれて一気に認知が拡大したとか、テレビで放送されて拡大したとか、Xでバズって一気に売れるようになったとかそんな話を聞くもんだから「認知拡大したい」の裏側に「楽して」とか「一気に」とかそういう言葉が潜んでいると感じる。

もちろん可能性は0ではないが0だと思って取り組んだほうがいい。


実際にうちのValleyMODEというブランドは有名なネイルサロンの先生が使っていただいたことで一気に認知拡大することができた。

しかしその前からSNSの投稿の計画や定期的なアップ、ブログの定期更新など下準備やコツコツと準備をしていた。

実際にきっかけになった先生と後に話をした際も「信用できる会社だと思ったから」というお話をしてもらえた。

どうやったらホームラン打てますか?
なんて質問が野暮なように、どうやったら点を取れるか考えると送りバントもヒットも繋がれないと結果には繋がらない。

だから前提として一気に認知拡大する方法なんてのはない。
(いや、あるが現実的ではないのでほぼ参考にならないので書かない)


効率を良くする方法はある

しかしながら効率よく認知拡大する方法は実際にある。

同じ1年間継続しても結果が大きく変わる方法である。
それが「熱量のあるコンテンツ(商品)を作る」ということである。

認知拡大とは結局のところ「仲間探し」である。
例えばサウナに入ったこともないような人がサウナグッズを作って売ってもそりゃ売れないよな。と思うしどれだけ真似をしても伝わってしまう。

だって「仲間探し」じゃないから。

先ほど出てきたValleyMODEというブランドが成功している要因としては担当者がめちゃくちゃネイルが好きだという点がある。
めちゃくちゃネイルが好きだしうちの商品が本当にいいと思っている。
心の底からそう思っている。

だから、行った先のネイルサロンでもガンガン営業する。
商品が本当にいいと思っているし、自分がお客様を本当に得させる自信があるから営業しているつもりなくお客様を巻き込んでいく。

そのメンバーの「巻き込み力」がすごいこともあるが、そもそも熱狂しているのである。
熱狂は熱狂を生むから認知は自然と拡大する。

熱狂している人の発信は人を巻き込むしやっぱりそれは伝わっていく。

想像してみほしい、例えば1万人の人が無造作に集まっている場所で特定の誰かを見つけようと思ったらどうするだろう?

例えばロックミュージックが好きな人を探そうと思えば自分が好きなロックを大声で歌えばいい。
するとその周りには好きな人が集まってくるだろう。

アニメが好きな人を探そうと思えば好きなアニメの話をみんなにし続ければ自ずとからそこにコミュニティができるだろう。

その中心にはいつも「熱狂」があるのだ。

認知拡大は「この指とまれ」であり、その指に止まるかどうかはその人の熱狂に依存するのである。


熱狂できるものを探すのが1番

おいおい谷さん、全然答えになってないよ!
と言われるかもしれないが本当のことなのだ。

実際にマーケティングの手法としてコンテンツマーケとか、Instagramの運用方法とかXの使い方とかnoteの書き方とかSEOとか探せば山ほど出てくる。
しかしそれはあくまでもツールであって答えではない。

例えば英語が話せるとしても「話す内容」がなければ全く意味がない。

にも関わらず英語が話せればなんとかなくと思っている、実際は英語が話せるかよりも話す内容が重要なのだ。

話す内容が決まっていればあとは通訳を入れればいいかもしれないし、ポケトークを使えばいいかもしれないしgoogle翻訳を入れればいいかもしれない。

熱狂できるものを探し発信を続けることが1番なのだ。
だってお客様は日々余裕のあるお金なんてほとんどなくて、その中からわざわざ何かを買うわけだ。
自分が熱狂するものにお金を使いたいに決まっている。
しかし自分はどうだろう?他人には熱狂して買ってもらいたいのに自分はその商品に熱狂しているだろうか?
誰よりも熱くその商品を作って1番のヘビーユーザーだろうか?


起業家をしていてよく聞くのが「自社の製品を売っているが、自分が使っていない」という話だ。

僕たちは自分たちで作った洋服を普通にめちゃくちゃかっこいいと思って着ているしそれが当然だと思っているが、実はそうじゃない人たちがめちゃくちゃいる。

そんなプロダクトをお客様に売れるだろうか、認知は広がるだろうか。

答えになっていないようで答えだと思う。

認知拡大は熱狂だ。


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