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『出会いがない』を現代にもたらしているものは何か? 川端康成の「伊豆の踊子」から答えを探る|読書場所:花Fe・HATOBA|読書記録
ゆっくりと本を読める場所というのは、現代だと中々ないように思われる。もしかすると図書館くらいでなかろうか。もちろん本は何処でだって読める。読もうと思えば場所を選ばずにゆっくりと読めるだろう。 だが、たとえば喫茶店(カフェ)などの飲食店で、食べ物や飲み物とともに本を楽しみたいとなると、中々難しい印象を受ける。何せ飲食店の多くは、回転率が何より重要な業態で、一人の人間に何時間も居座られると困るためだ。 もっとも実際には「何時間も居られて困るんですよ」と注意するようなお店は少な
宮城県気仙沼市のまるきた商店を舞台に外国人技能実習生たちがナシゴレンの味を競う!|ナシゴレン・コンテスト|イベントレポート
まるきた商店は、小売と漁業の両方にルーツを持ち、現在は気仙沼市魚市場前にてヤマザキショップの運営を行っている、気仙沼市の歴史ある企業の一社である。 気仙沼市にあるインドネシア食材店としても知られており、インドネシア食材を数多く扱っている。地方の歴史ある商店というと地場産品を多く扱っているイメージを持つ人は多いかもしれない。 もちろん地場産品も扱っているが、海外の食材を扱っている点にユニークさがある。ユニークさと言えば、まるきた商店は積極的に様々なメディアを展開している店に
気仙沼市民と外国人技能実習生をつないできた活動を知られる「つながる気仙沼プロジェクト報告展」と「アジアカフェ&nihongo cafe」体験記|イベントレポート
現在の日本は、海外からやってきた多くの人々によって支えられている。とりわけ少子高齢化が進む地方において、外国人技能実習生と呼ばれる海外からやってきた人々の存在は、なくてはならないかけがえのない存在となっている。 一方で、母国を離れて日本で生活する彼ら彼女らにとって、地方はお世辞にも住みやすい環境になっていない。とくに言語の壁、見ず知らずのコミュニティで生活を営む壁は大きい。 新型コロナウイルスによるパンデミックが世界中で騒がれる以前、インバウンドによって地方経済が支えられ
幸せとは何か? メーテルリンク・「青い鳥」が教えてくれる幸福の残酷な現実|読書場所:Hy's Cafe(ハイズカフェ)|読書記録
幸福とは何かを探し続けている。私的な事情から、この十年はとにかく仕事に明け暮れていた。元々ありとあらゆることへの関心が薄かったこともあり、仕事以外への関心をあまり持たないまま生活のすべてを仕事に投入するのは難しくなかった。 その一方で、年を重ねる度に自身の生き方に疑問を持つようになった。とりわけ昨今は、仕事に結びつけないとありとあらゆる行動を起こせなくなっている現状を自覚し、生き方への疑問を深めている。 今年の一月末から読書記録を打ち出し、文学作品を読んだ感想を本note
出会いと別れ-つながりをそのままに旅立つ住民と温かな時間を過ごしたアジアカフェ&nihongo cafe|イベントレポート
3月10日。東日本大震災から13年目を迎える前日、気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館が特別に夜間開放を実施した日に、月に一度くるくる喫茶うつみで行われているアジアカフェ&nihongo cafeが開催された。 これまでのアジアカフェ&nihongo cafeの様子は以下を参考にしていただきたい。 断食企画は中止も多彩な顔ぶれとなり賑わったアジアカフェ&nihongo cafe3月のアジアカフェ&nihongo cafeは、ラマダンに合わせて断食を実施する予定だった。しかしな