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データは語る

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いまさら聞けない、最初勉強したけど忘れてしまった経済の基本から記事にしています。プロでも忘れている内容や数字で語れない内容も多く取り入れましたので、どのレベルの方でも楽しんで頂け… もっと読む
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データが語る!世界の経済成長

足元の世界経済を見ますと、米国は金利高でリセッションの懸念が高まっていますし、欧州はウクライナ支援とエネルギー問題で手いっぱい、中国はコロナが今頃急拡大と、明るい所がありません。ウクライナも中国のコロナも、いずれ片付く問題ではありますが、中長期で世界経済はどんな成長をするのか。長期的な視点で確認しましょう。 図表1は、1960年以降の世界の名目GDP(USD建て)とその伸び率の推移です。主要国(2021年の上位6か国)の名目GDPの過去の推移を比較したのが図表2です。 世

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データが語る!金利とバリュエーション

今年の投資の世界を見る上で、最も重要となるのが米国株の行方でしょう。米国株が下げ基調では、金融市場はリスクオフの傾向が強まりますので、日本株だけでなく、新興国株であれ不動産であれ、高いリターンは期待薄ですし、未上場株の世界であっても、イグジットが予想しにくくなるため同様です。足元、米国10年債が3.8%程度あるため、まずはこれを上回る投資でなければ魅力はありません。いずれのアセットに投資するにしても、先ずは、米国金利と比較しやすい米国株に投資魅力があるかどうかを確認し、その上

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