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不安や焦燥感を掘り下げてみる

 こんにちは。暑いですがみなさんは体調いかがでしょうか。

 私は現在とても精神状態が良くなく,病んでいます。いつ頃から病み始めたというと,就職がきっかけかもしれません。今年の4月から心理士として就職しています。5月に公認心理師を受け,6月に無事に公認心理師に合格しました。10月には臨床心理士試験を控えています。

 4月から職場にいくと不安から動悸が止まらなくなり,ずっと緊張状態がつづいていて精神がとても苦しいです。就職してからというものの職場の上司と上手くコミュニケーションがとれず,迷惑をかけてしまっています。
職場の方にはとても親切にしていただいてるのにそれを仇で返してしまっているようで自分が情けなく,自身の存在を恥じてしまい,毎日がいたたまれません。とても居心地が悪くて,自分を出せず,とても委縮しながら毎日を過ごしています。

 しかしながら,生活していく,親から離れて,自分の精神状態を良い方向へ持っていき,より豊かな人生を送るためにも,仕事を辞めるわけにはいきません。新卒ですぐにやめるとやると職歴に傷がついてしまい,次の就職活動にも影響が生じてしまいます。

 仕事の内容自体も自分に合っていないと感じています。常に所属内の人間とコミュニケーションをとりながら仕事をしないといけません。私はコミュニケーションが苦手です。それゆえに常に緊張状態であり,リラックスして柔軟に頭を働かせることが出来ず,精神活動が硬直して停止してしまうがために,臨機応変な対応ができなくなり,自分の行動+言葉がどんどんぎこちなくなってしまいます。

 このような状況を打開するためにも,心療内科を受診してみました。自分は発達障害の傾向が強いと自己分析し,大人の発達障害を専門に診ている病院をノックしました。検査の結果,処理速度が高く,ワーキングメモリが低いため,「衝動性が高く,気持ちのコントロールが苦手」だったり,「待つことが苦手」という特性があることが分かりました。先生からは衝動性に効くインチュニブが処方されました。

 インチュニブについて調べてみると,もともとは高血圧の薬であることが分かりました。交感神経を抑制する作用があり,相対的に副交感神経の働きを上げる作用があるそうです。この内容を調べながらポリヴェーガル理論を思い出しました。この理論についてすごく単純に説明すると,被虐待児は自律神経系の調節機能が不十分であり,極端に交感神経や副交感神経が働きすぎて,対人関係において異常な身体反応が起こりやすいという理論です。(ここでは詳しい説明は省きます)。
 臨床心理士の見立てから,私は交感神経が働きすぎて過覚醒状態になりやすいタイプであると分かっています。つまり,不安やパニックから動悸や過呼吸が起こりやすく,多方面に注意が向かいすぎて,ひとつの目的をもったまとまりのある行動ができなくなりやすいという状態になりやすいということです。
 私は解離は起こりにくいタイプですが,解離しやすいタイプは副交感神経(の中でも背側迷走神経)が過剰に働きすぎるタイプです。
 虐待されずに良い環境で養育された子どもは副交感神経の一部である腹側迷走神経の機能が育ち,人と上手に交流できる能力が育ちます。しかし,大人との愛着関係が上手く育たないと,腹側迷走神経は育たず,ストレス時に人との交流から安心を得ることができず,交感神経の過剰な活動により攻撃的になったり,背側迷走神経の過剰な活動により解離状態(死んだふりしてその場をやりすごす)になりがちです。

 インチュニブ服用により,私の交感神経の過剰亢進が改善され,もっと人と上手くかかわれるようになり,みんなから好かれ,役に立つような人間になれるように祈っています。

 私以外にも,特性により苦しんでいる人がこの地球上にはたくさんいると思います。苦しんでいる人たちが一人でも多く救われますように。一人でも多くの人たちが愛されますように。

2023年8月13日 みおりん



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