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「ゴジラ-1.0」の感想

あいまいな記憶で書いております。あしからず。


結論

・ゴジラは最高!
・人間はいらない。
・映画館で観よう!

良かった点

「ゴジラ-1.0」の良さって何だろう?

僕はテンポ感だと思う。

映画が始まって5分くらいでゴジラが出てくる。ゴジラが観たくてゴジラ映画を観るわけだから、それがとてもうれしい。

ゴジラ映画なんだから当たり前だと思うかしれないけど、そうじゃない映画も結構ある。

「名探偵ピカチュウ」が悪い例だ。いつまでたってもピカチュウが出てこない。100分の映画なのにピカチュウが出てくるのは映画が始まって20分後だ。

ゴジラ登場だけじゃない。
ストーリーの段取りがとにかく良くて興味が持続するんだ。

そしてゴジラがめっちゃ近い。
近くてちゃんと怖いんだ。

不死身な上に絶望的なほど強い。街の破壊描写は圧巻だ。
だから「ゴジラ-1.0」は映画館で観ることに大きな意味があると思う。

悪かった点

怪獣パートはかなり面白い。けど残念な点がある。
ドラマパートが邪魔なんだ。

ここからは悪かった点を挙げていくので、今作が大好きな方はこれ以降は読まないでください。

1.職場がホワイト過ぎる

怪獣映画のキモの1つはその退治方法だ。今作のゴジラの退治方法は深海に一気に沈めてから急上昇させる作戦だ。それ自体は割と納得いくんだけど、問題は作戦の進め方だ。

作戦実行の前夜、作戦の立案者である博士が今夜は家に帰って家族と過ごして的なことをみんなに伝える。

現代ならワークライフバランスを重視した職場といったところなんだけど、状況が全く違う。

この段階では深海から急上昇させるための準備がまだ整っていない。
そのため技術者も戦艦に乗ってぎりぎりまで準備するらしい。

完成させてから帰ろうよ。

家族と東京を守るための作戦に従事しているわけだから。

2.当事者がのんき過ぎる

作戦実行の前夜。ゴジラが到着するのは11時くらいになるらしいから8時には出航しようねってことになった。

遅くない?

この場面の少し前、ゴジラは未知の生物で生態がよく分かっていない旨の発言がある。なら当然11時頃にゴジラが来るのもかなり不確定な予想だとわかる。だったらもっと不測の事態に備えて可能な限り早く戦艦を配備すべきだろう。

案の定、予定より早くゴジラが出現して結構な被害が出てしまう。博士は作戦の根幹が崩れてしまったことを嘆いていたけど、まったく同情できない。

3.神木君が勝手過ぎる

ゴジラ討伐作戦の重要なピースである戦闘機の整備が必要になってくる。

神木君はこの整備を個人的な理由で特定の人物にさせようとする。
しかも明確な理由は不明だ。

もうすぐゴジラが来るらしい。それも前述の通り不確定な予想。それなのに、そいつが所属していた部隊に手紙を送って反応を待つ神木君。しかも手紙の内容も虚偽で、その人物の評価を著しく下げるものだ。

当時の郵便事情は知らんけど、そんな余裕あるのか?
今結構ピンチなんだけど。

不満点はまだいっぱいある。けどもう書き切れない。
ことあるごとに人間サイドに対してイライラされられるんだ。

まとめ

山崎貴監督だからスルーしようと思っていたけど、なんか評判だから観に行くことにした。悪い点をたくさん書いてしまったから誤解されそうだけど、映画館で観る価値のある作品なのは間違いない。

ゴジラ描写が抜群だからだ。

怪獣映画は怪獣が街をぶっ壊してるシーンが格好良ければ100点だと思っている。

そこに関しては「ゴジラ-1.0」は最高。
繰り返しになるけど、東京が破壊される様子は圧巻だ。

最後のゴジラとの対決もかなり良い。

敗戦から復興途中の日本。まともな武器もなく、政府からの支援も頼れない。ゴジラの圧倒的な力と回復力。絶望的な状況でなんとかゴジラを撃退するんだから爽快感は素晴らしい。

こうした迫力を感じるための作品だからこそ、映画館で観るのがおすすめです!

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