②トレーニングを始める人が知っておきたいこと!

漸進性(ぜんしんせい)の原則

ポイント
・筋肉が付くよりも心肺機能が強くなる方が早い。
・筋肉が細胞レベルで変化するのは、3か月目以降。
・強度は少しずつ上げる。

トレーニングの強度・時間は段階的に増加すべきであり、急激に増加してはならない。

急激な増加により運動障害が発生する。


ダイエットを始めようと一念発起した時に


ウォーキングを始める→速足のウォーキングに変える→ジョギングとウォーキングを混ぜながら行う→100%ジョギングを行う

というように段階を経ながら行うと比較的安全ですが、最初からジョギングを60分週3回行う、というような急激に運動量を増やす方法は、運動障害を起こす可能性が高くなります。

筋力トレーニングも同様で、いきなり高重量のウエイトを使用したトレーニングを行うなど・・・

こちらも、急激に強度が増加しているので運動障害を起こす可能性が高くなります。

筋力トレーニングを開始して最初の1~2か月程度は、神経系の伝達が良くなることで同じ重量を扱っても容易に行うことが出来るようになると言われています。

つまり、筋肉を上手に使えるようになります。

例えば、スクワットで使う筋肉がうまく使えるようになって、楽に感じる、スクワットの動作自体が上手になる、といった変化が現れます。

3か月目程度から、筋肉が細胞レベルで変わってきて、筋力が向上するといった変化が現れます。

急激な運動量の増加には注意が必要です。

また、心肺機能は筋肉よりも向上するのが早いため、ウォーキングやジョギングを実施していくと、息切れがしなくなったという実感が感じやすいです。

ですが、筋肉がつくには時間がかかるため、心肺機能に基準を合わせてジョギングの強度を上げていくと、関節を保護する筋肉が十分についていないため、足首や膝などの運動障害を起こす場合があります

急激な増加なのか、そうでないのかは身体能力や体組成、運動経験によっても変わるので個人個人に合わせて強度・時間を増加させる必要があります。

運動をやろう!!
と思ったなら、怪我をせず長く運動を続けたいですよね!

ギャンブルのように、一発逆転ではなく、ダイエットも人生も長期戦です。

ゴール設定と併せて、短期での目標も設定しましょう!


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