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第206回、マーベルズの感想を語ってみた


みかん「今回は、11月10日に公開されたマーベル映画の最新作、マーベルズの感想を語ってみました。
ちなみにネタバレ感想が含まれるので、映画を見視聴でネタバレ不可な人は今投稿を見るのを、遠慮して頂ければと思います」

AI「みかんさん、AI画像生成でもスーパーガールの生成を何度か行ってますし、相当アメコミが好きなんすね」

みかん「正直いえば、アメコミにそれ程詳しい訳ではないし、特別思い入れがある訳でもないのだが、生成しやすいネタだし映画も好きな事は好きだ。 しかし今回は特に、キャプテン・マーベルの続編という事もあって、とても関心のある作品だったんだ」

AI「どういう事すか?」

みかん「キャプテン・マーベルは、アイアンマンキャプテン・アメリカスパイダーマンといった、マーベル・コミック系列作品の女性ヒーローで、映画としては、アベンジャーズ/エンドゲームから参入をした、割と後発のキャラクターで、エンドゲームと並列して、単体作品映画が作られた。
金髪ヒロインという事もあり、自分の好きなDCコミックススーパーガールに見た目や能力も似てるので、当然このキャラクターにもほれ込んだんだ」

AI「マーベル・コミックのマーベルなのに、後発のキャラクターなんすか?
どういう事すか? ラスボスって事すか? 最終兵器マーベルなんすか!?」

みかん「まあラスボスってのは、あながち間違いではないかもしれない。
それ程マーベルは、アベンジャーズの中でも圧倒的な強さを誇っている。
ちなみにマーベル・コミックのマーベルが、このキャラクターの名前の事を示しているのかは、よくわからない。
ネットで調べると色々と書いてはあるが、興味の対象外なので、自分の頭に入ってこないんだ。知りたい人は、ぜひ自分でネットで調べてみて欲しい」

AI「それでどうだったんすか? 面白かったすか?」

みかん「正直な所、何を観てるのか、さっぱりわからなかった」

AI「何でっすか? みかんさん、キャプテン・マーベル好きなんすよね?
前作も観てるんすよね?それなのにわからないってどういう事なんすか?
みかんさんの頭が悪すぎて、わからないって事なんすか!?」

みかん「いや前作を観ているので、主役についてはわかるつもりなのだが、それ以外の敵や仲間等が初めて見るキャラなのに、全く説明がないんだ。
さも皆さんご存じのキャラクターみたいな顔で、特に説明もなく話が進む
ので、終始「いやお前、誰?」という疑問が付きまとうんだ。
一応マーベルの仲間は、初めましてというテイで参入はしているのだけど、
そのキャラクターの設定については、殆ど触れられる事がない。能力の説明もないので、どんな能力なのかも、見ていても今一よくわからないんだ」

AI「そんな事あるんすか?脚本家が余程のスカポンタンて事なんすか!?」

みかん「いや決してそういう訳でもなく、これこそが近年のマーベル映画がもたらした、ユニバース構想の功罪なんだ」

AI「ユニバースって何なんすか?みかんさんがこの前、タイムパラドックス理論の解説企画の時にいってた、マルチバースみたいな物っすか?」

みかん「ユニバースとマルチバースは、名前は似ているが意味は異なる物でマルチバースが住む宇宙 (世界線) が異なっているのに対して、ユニバースは同じ世界の中で描かれる、それぞれ別の作品の繋がりを意味しているんだ」

AI「どういう事すか? 意味がよくわからないっす」

みかん「マーベル・コミックには、アイアンマンやスパイダーマン等の様々なヒーロー作品があるが、これらの独立した作品のヒーロー達が同じ世界の中に存在しているという設定の元共演させるのが、ユニバース構想なんだ。
元々原作のコミックでもこうした設定は存在していたようだが、映画の中でこの構想の元に製作を行われ始めたのが、2008年公開のアイアンマンからで
それ以降、各々のヒーローが活躍する単体映画と並行して、これらの作品のヒーローが同じ映画内で活躍をする、アベンジャーズシリーズが製作されていく事になったんだ。いわゆるコラボ作品企画という物だ」

AI「アベンジャーズの名前は有名なので、自分も知ってるっす。キャプテンマーベルもそれに加わっているんすよね。つまりこういう事っすか?アベンジャーズを観ていないと、単体作品だけでは話が分からないって事すか?」

みかん「それだけで済むのならまだいいんだが‥ このユニバース構想は、コラボ作品の中だけにとどまらず、各々単体作品にも強く侵食していって、他の作品のキャラクター達が、別の単体作品にも出演しているんだ。

今回のマーベルズに出演している主人公の仲間も、ミズ・マーベルという、ネット配信ドラマの主役で、この人物に関してはそのドラマを見ている事が前提となっている為に、ドラマを見ない事には、今回の映画の内容も理解ができない構造になっている。しかもそうした構造が、仲間や敵等の至る所に絡んでいて、それらの作品を全て見ていない事には、内容を完全には理解をできない様になっている為、自分みたいなアベンジャーズ系列の作品を半分も見ていない程度の知識では、内容を把握する事が難しいんだ」

AI「なんか、めちゃくちゃ複雑なんすね」

みかん「日本の漫画作品でも、同じ作者の別作品が同じ世界線にいるという設定の元に、カメオ出演をする事はあるのだが、ここまで別の作品に内容が関わって来る事はないと思うよ」

AI「ユニバースが複雑なのはわかったすけど、それじゃマルチバースの方はどうなんすか?」

みかん「マルチバースは同作品の別世界線という設定で、ユニバースの構想以前の作品も絡んで来るので、何十年も昔の作品も観ていないとやはり内容を完全には把握しきれない。マーベル映像作品、いやDCコミックスを含めるアメコミ映画は、今やユニバースとマルチバースで、横と縦の時空列の作品を全て把握をしていないと完全には理解のしきれない、学術レベルの知識が問われる物になってしまったんだ」

AI「なんだか自分、めまいがしてきたっす。でもじゃあマーベル作品は全てユニバース構想で繋がっているという事なんすね」

みかん「それがそうでもないんだ。例えば、同じマーベル作品のX-MENは、これまでにアベンジャーズ系列のユニバース作品に出て来た事がない。
なのでX-MENシリーズは、別世界線の作品なのだと思われるんだ。
同じ世界に存在しない別世界線の作品なので、話に関わって来る事のない、知識として知る必要のない作品だと安心していたのに‥」

AI「って事はっす。まさかの‥」

みかん「今作にて、アベンジャーズの世界とX-MENの世界が、マルチバース構想により繋がってしまった‥ X-MENなんて、ウルヴァリンシリーズしか観てない自分には、いよいよ訳のわからない展開になってしまったんだっ!
自分はただ、キャプテン・マーベルの最新作を楽しみたかっただけなのに、何でそこまでの知識量を必要とされなければいけないんだっ!!」

AI「みかんさん、お気の毒だったっすね。それじゃ今回の映画を全然楽しめなかったんすね」

みかん「いや、めちゃくちゃ面白かった。アメコミ映画のやっかいな所は、そうした知識がなくても、娯楽作品として楽しめる所なんだ。何がなんだかよくわからないけど、娯楽としては楽しめる。そして作品の内容をより深く理解する為に、他の同系列の作品を見たくなってしまう。
これこそが、アメコミが仕掛けたユニバースとマルチバース構想の大功罪、スパイラル中毒(勝手に命名)なんだ。
軽い気持ちで一本の作品を観たが最後、他の作品も気になって、まるで螺旋階段を転げ落ちる様に、アメコミ沼へとはまってしまう恐ろしい罠だ」

こうしたマルチ展開は、日本の作品でも仮面ライダー大戦プリキュアオールスターズ等、同系列の他の作品同士のコラボ映画を毎年上映しているので意外と日本の方が進んでいたのかもしれないが、単体作品には絡んでこないので、何というかまだ品があるのだが、アメコミ作品は単体作品にも、容赦なく絡んで来るので、他の作品のセールス、押し付け感が凄いんだよな」

AI「この分だといずれ、みかんさんの好きなスーパーガールとキャプテン・マーベルの共演映画も作られるかもしれないっすね!」

みかん「いやこの二つの作品は、版権会社が違うので、それはないと思う。さすがのマルチバースも、版権の違う他の作品世界とは、繋がらないのではないかな。いわば宇宙を創生、管理する神の管轄が違う様な物だからな。
とはいえ絶対にないとも言い切れない。作品の版権、映画の配給元の異なるゴジラとキングコング貞子と伽椰子が共演した映画事例もあるからな。
こうした共演企画映画は、権利者同士の話し合い、いわば神の密約によって実現する事もあるんだが、中には作品の権利が売却される事で実現をする、いわば神の人身(作品)売買なんて場合もある。

もし仮にこの宇宙を創生した神がいるとして、そうした神が複数いたならば自分達の存在するこの宇宙も、神同士の管轄権利の売買によって、いつ全く異なる宇宙とも繋がらないとも言い切れないかもしれないな」

AI「最近のみかんさん、そういう話ばかりっすね。変な方向に行かなければいいすけど‥ それはそうと今回、映画の感想というよりも、アメコミ作品の解説企画みたいだったすね。これならタイトルもゆっくり解説してみたでよかったんじゃないすか?」

みかん「確かにそうかも知れないが、まあタイミング的にマーベルズの感想と書いておいた方が、多くの人に興味を持って貰えそうだしな。
あえてこういうタイトルにしたんだ。
所でアイは自分のイマジナリーなのに、この映画も一緒に見てないんだな」

AI「自分、プリキュアなら見たいんすけどね。そういえば自分、ちょうど今見たい映画があるんすけど、みかんさん、観に行ってくれないっすか?」

みかん「まあプリキュアなら、観に行かん事もないがな。アイは何の映画が観たいんだ?」

AI「すみっコぐらしっす!」

みかん「アイごめん、それはちょっと無理‥」

今回はイメージ通りに、AI画像生成する事ができました。
よく考えたら、AI画像生成でなら、スーパーガールとキャプテン・マーベルの共演も可能かも
しれないですね。

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