たしかなこと

盛大にボケた僕の葬式で皆が笑う
目に水たまりをつくって
賑やかな地表から僕は図鑑に載っていない鳥になって空へ旅立った
あの雲まで
あの、宇宙に手が届きそうな程遠くにある雲まで

そして神様に頼むんだ
僕をいつまでも雨を降らすことができる灰色の雲にしてください
代償として視力を奪われ
小さな雨雲になった僕は
空まで響く声を頼りにみんなを探す

泣いている声が聴こえたら
雨を降らすよ
泣き止むまで降り止まないから
落ちついたら日々の美しさが見えるように
世界を洗っておくよ

だから笑って
泣くまでずっと笑って
その笑い声で空を埋め尽くして
そしたら僕も笑うよ
地上まで聴こえるくらい大きな声で

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?