ホームシックに差し込まれる
手鏡にまつわる思い出を書いたら、
急にホームシックになり、
今日珍しく早い6時に帰れるので、
高速道路を使って実家に帰った。
「何しに帰ってきたん?気持ち悪う〜。」
と父に言われた。
「喧嘩でもしたんか?」
と聞かれた。
急なホームシックでとは言えず、
「お菓子もらったけんあげる」
と言って、職員室の机の上に配られたお菓子をあげた。
「はよ帰れ。待っとるだろ。」
大体、もっといてほしいときに反対のことを父は言う。
実家に行っても、いつも
「はよ、帰れ。」
と言われるばかりだ。
でも、ちょっとだけ顔を見られて安心した。私にとってちょっとした充電だ。
帰りだけは優しい。
「気をつけて帰れよ。」
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