ご覧になっていてだき、ありがとうございます。 たかはし一二三と申します。 noteをはじめて2週間ほどたちまして、 自己紹介の記事を載せたほうがいいということを知り、 とても簡単ですが自己紹介文を書きたいと思います。 そしてこれを初の固定記事にして、バッジをゲットしたいと思います。 プロフィールにもありますように、二児の父です。 子供を寝かしつけたりするときに、絵本や童話の本を 読んであげたりしていたのですが、読む本が家にないときなど、 その場のアドリブで適当に話を作って
「さん、にい、いち、それーっ。」 あまつぶの あめすけは、さけぶと くもの うえから とびおりました。 ほかの あまつぶたちも いっせいに おちていきました。 みんな、あめとなって ふっていきます。 あめすけは、ぐんぐんと スピードを あげていきます。 したに ひろがるのは、おおきな うみ。 あめすけは、くもの うえに いたとき、 ずっと うみを ながめて いました。 うみは、じぶんが うまれた ばしょのような きがして、なつかしくて たまらなく かえりたく なる
「きたぞーっ! にげろーっ!」 きの えだに とまっていた カナブンの ブンゾウが さけびました。 ブオオオン……! くうきが ゆれるような はねの おと。 とんできたのは、スズメバチです。なんじゅっぴきという ぐんだんです。 じゅえきを なめていた クワガタや コガネムシが、スズメバチたちに たいあたりをされました。 さらに、あしを ひっぱられ、きの したへ まっさかさま。 スズメバチたちは、たからかに わらって、じゅえきを ペロペロ。 くさむらでは、チョウ
のはらの まんなかに、おおきな さくらのきが、 いっぽん はえていました。 ぽかぽかと はれて、はなは まんかい。 ひつじや くま、たぬき、うさぎ……、 たくさんの どうぶつが おはなみをしています。 「だんご~、だんごは いかがっすか~?」 きつねの つねおが、だんごを うっていました。 くまが てを あげました。 「つねおさん、いっぽん ちょうだい。」 「まいどあり~。」 くびから さげた きの はこから だんごを だして、 おかねと こうかん。 ほかの
「いいなあ。かっこいいなあ。」 キャベツの キャベすけが、 そらを とぶトンビを ながめて、つぶやきました。 トンビは、くうちゅうを すべり、おおきく えんを えがきます。 キャベツは、つちから はなれられません。 そして、いつか、しゅっかされてしまう うんめいです。 (あんなふうに じゆうに とべたらなあ。) キャベすけは、トンビを みて、いつも そう おもうのでした。 あるひ。さいえんの ちかくの きに、トンビが とまりました。 キャベすけが、こえを
「ななと はちを たすと、じゅうご。 ななと、きゅうを たすと、じゅうろく。」 どうくつの なかで、ボノが つぶやいていました。 めは きいろく ひかり、おしりには、ながい しっぽ。 からだを おおう あおい うろこが、キラキラと ひかっています。 ボノは、ドラゴンです。 でも、はねは とても ちいさく、おなかが ぽっこりと でていて、ふとっちょです。 「ねえ、ボノ。おべんきょうを してるところ、わるいんだけど……。」 あかい ドラゴンが こえを かけました。 ボ
「うまい、うまい。」 ペータは しょくじを していました。 おおきな サメの おなかに くっつきながら。 あたまの うえが きゅうばんに なっていて、 ぴったりと はなれません。 サメが さかなを おいかけて、たべます。 すると、サメの くちもとから たべかすが、 ゆらゆらと こぼれてきます。 ペータは、それを ぱくり。 つぎつぎ、おちてきます。ぱくり、ぱくり。 「くった、くった。」 まんぞくして、サメから はなれました。 ペータは コバンザメなのです。