思い返せば、たくさんのことを行ってきましたが、現在は女の子の霊とお話している。

過去の体験は、また少しずつ書かせて頂きます。

塾に行く途中、交通事故にあって亡くなった小学五年生の美奈ちゃん。

この子は夜中に訪ねてきた。

「お家に帰りたい。お母さんに会いたいんだけど、頭を打ったから記憶が途切れ途切れで探してほしい」

と言ってきた。

僕は夜中に車を走らせ、美奈ちゃんの記憶を頼りに一緒に、通っていた小学校を見つけた。

美奈ちゃんは学校まで歩いて通っていたと言ったので車で走りながら、一緒に家を探した。

30分位探していると、思い出したらしく

「あ、この辺わかる！ちょっと車停めて」

と言ったので、車を停め歩いて探すと

「あった！ここだよ。お母さんいるかなぁ

」

僕は見つかってよかったなと思った。

マンションのポストを見ると美奈ちゃんは

「お母さんいない。もう引越しちゃっていない」

と悲しそうに言った。

美奈ちゃんとお母さんは二人暮しだった。

きっと、お母さんは何か思うことがあって引越したんだ。。

いつまでもそこに住む気持ちになれなかったのかな。

僕は、やっと家を見つけ、お母さんに会えるものだと思っていたから、やるせない気持ちになった。

美奈ちゃん、なんかゴメンね。力になれなくて。。

お母さんが今どこで何をしているのか、手がかりが掴めない。

どうにかしてあげたいけど、今は美奈ちゃんとお話をする日々が続いている。

いつか、美奈ちゃんが納得して成仏していく気持ちになるまで僕のとこにいればいいよ。

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