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ユーモア推理小説 [ 追いつめられて ]

 借金苦で生きていけなくなった老人から、自殺をほのめかす遺書のような手紙が届いた。
    受け取ったスナックのママ亮子は、老人との関わりで金を貸してあり、さらに負債まで背負わされていた。
 途方に暮れた亮子は、かつての恋人だった私を頼ってきた。断れない経緯があって、仕方なく請け負った私だが、心の底にはヨリを戻したいという下心も潜ませていた。
 手紙の内容通り、老人は死んだ。しかし死者の諸々の言動をよみがえらせたとき、私は疑問を抱いた。
 真実と詐欺。 追い詰められた人びとの人間模様を推理してゆく。

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34,894字

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