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技術職の探求にゴールはない

今日は話し言葉で失礼します。
探求心が学びを深めるというテーマでブログを書きたいと思います。

コンディショニングトレーナーであり、柔道整復師である私。
3月になると国家試験の思い出がよみがえります。
当時は学びに勢いがついて、自信はなくても不安はなかった思い出です。
寝る間を惜しんでとはよく言ったもので、それまでの人生で一番勉強したし、勉強が楽しすぎました。
2番目はトレーナー養成校時代の2年間かな。
この期間も学びが楽しかった。
それまで真剣に勉強してこなかったから笑

学びは超攻撃的な思考で

振り返って思うことは、学びに対して前向きになっているかが、その後の成果を左右すること。
決められた学問を一方的に聞いて覚えて試験を繰り返すのではなく、1つの学びから枝を広げ、1本の大木に育て上げるような勉強が私には向いているのだと気づいたのが20歳のころ。
そのころから勉強が楽しくなり、探求心がどんどん芽生えてきたように思います。
題して【超攻撃的勉強思考】が私を救った!

柔道整復師は、骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷を非観血的に施術する仕事です。
学びの範囲も広く、柔道整復理論・解剖学・生理学・運動学・リハビリテーション医学・公衆衛生学・一般臨床医学・外科学概論・病理学・関係法規などなど様々です。
攻撃的姿勢で学ばないと遅れてしまいます笑

学びは繋がったら勝ち

学び始めると分かるのですが、ほとんどの教科で覚えるポイントがリンクします。
なので、解剖学と一般臨床医学の教科書を開きながら生理学の勉強をすると効率がいいんです。
だから毎日の通学荷物が重くて重くて。。。
いつの日か、生理学と解剖学の教科書が【オリジナル参考書】になりました。
この2冊と自作のノートを失ったら終わってしまうくらい、情報を集約していました。
3年生の夏には、最強のノートと教科書が出来上がりました。

現場で活きる学びが大切

柔道整復師に限ったことではないと思いますが、専門職の訓練校(専門学校)に通う場合、その業に近い仕事に従事しながら通学しますよね。
柔道整復師の場合、2年次以降はみんな整骨院や整形外科などの医療機関でアルバイトをしながら学びます。
私も例外ではなく、マッサージ店や整骨院で働きながら通学していました。
学びが直接活きる場を探します。
当時は記憶力をフル回転させるため、
『△△筋の起始停止はどことどこで、起始の一部はどこについて、作用はなんんで、神経支配はこれで、○○病に罹ると萎縮する特徴があり、◇◇筋との協調でこの動きができる』
などと、延々と学んだことを思い浮かべ、仕事現場では学んだことを活かして施術していました。
今の私があるのは、恩師のおかげ。
そして、当時来院してくれていた方々、一緒に働いた同僚や、技術知識を教えてくれた先輩方のおかげです。
学びと仕事を両立しながら学生生活を送りました。

社会で負けない学びは社会で学べ

最近は、現場に出ない学生も多くなっていると聞きます。
学費を支払いながら通う子にとって、歩合(給与)のいい仕事を選択することは生きていく上で必要なこと。
見習いは歩合が悪い(=給与が安い)ことも多いので、何とも難しいところですね。
なので、私のところに来てくれる学生さんには、見習い給以上の給与を支払うようにしています。その代わり、相応の責任を持ってもらうので、見習いとはいえ簡単な仕事は与えません。
師匠が私にしてくれたように。
人からお金を頂く難しさと有難さ、知識と技術がなければ何もならないが、それだけあっても業はできないことを学びました。
すべて現場で学んだことです。
店舗経営もしていたので、売り上げが上がらないときは苦戦しました。
広告をどう打つか?
ターゲット戦略は?
つまりペルソナですね。
そして技術を高めるための努力もたくさんしました。
指が折れるんじゃないかくらい壁を押したことも。
漫画のような話ですが、体重を乗せる練習としては効果的でした。
これから治療家を目指す方は壁押しはおすすめです笑

なんにしても全ては【探求心を駆り立てる学び】があったからできたこと。
暗記学習には限界があるし、(私には)つまらない。
1つの学びから枝を増やしていき、大木を完成させる探求学習が性に合っているんだと思います。

その学習方法は、【江戸歴史ラン】でも活かされていています。
古地図を眺めることから始まった趣味が、いつしか歴史と地形をたどるようになりました。
学びって楽しいですね。

ご清聴ありがとうございました。

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