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週末の夜は映画をお供に『カールじいさんの空飛ぶ家』

週末の夜は早めに家事を済ませてソファに腰掛ける。
サブスクの海からみたい映画かドラマを探り当てるこの時間が好きだ。
部屋の明かりを暗く,さながら映画館のようにしてみるのがお気に入り。
今回選んだのはこれ。

2009年公開『カールじいさんの空飛ぶ家』。
金ローで放送されると聞いて,楽しみにしていた。
見たことがあるような気がしていたが,ストーリーをひとつも思い出せなかったので,実は初見だったのかもしれない。
そんなはずないんだけどなぁと思いつつ,夢中になってみた。

ところでこの映画,タイトルからどうしても某スナック菓子のキャラクターであるおじさんを思い浮かべてしまって,その度に違う違うと否定するまでがお決まりになっている。


某おじさん

このおじさんを思い浮かべたあなたとはいいお友達になれそう。

♦︎

本編とはほとんど関係ないが,現在実家が住み替えに向けて慌ただしく動いている。できるだけ早いうちに身軽になってほしいと思っていたが,長年住んだ家を売って出ていくということの重さをこの映画を通して思い知らされた気がした。

家とはただ住むだけの場所ではなく,精神的な支えであり,居場所なのだ。
それを手放すというのは,決して簡単なことではなく,思い出もろとも失うという大きな喪失体験であることを忘れてはいけないと感じた。
流石に私の両親は風船で飛んでいくようなことはしないだろうけれど,夫婦共通の夢があるなら,どうか元気なうちに叶えてほしい。

目の前のことに追われているうちに,できなくなってしまったことって,多分いくつもあると思うのだ。そのうちのいくつかはもう一生できないことかもしれない。

もちろんできなかったことも含めて人生なのだろうけれど,私自身,この先の人生において老いを待つだけは嫌だなと思う。
やりたいことがあるならば,すぐには難しくても諦めたくない。でも,それに執着して本質を見落とすような人にもなりたくない。

いくつになっても叶えられる夢があるって素敵なことだ。

そんな風に生きていける人でありたいなぁと思いつつ,人生がつまらなく感じたらまた見返そうと思う。

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