週末の夜は映画をお供に『騙し絵の牙』
週末の夜は早めに家事を済ませてソファに腰掛ける。
サブスクの海からみたい映画かドラマを探り当てるこの時間が好きだ。
部屋の明かりを暗く、さながら映画館のようにしてみるのがお気に入り。
今回選んだのはこれ。
2021年公開の『騙し絵の牙』。
私まだ大泉洋が関わった作品で面白くないものを見たことがないのだけど、今回もまた大当たり。それもそのはず、これ原作も大泉洋ありきで描かれたものらしい。読んだことはないけれど納得だ。
鑑賞後、思わずふーっと深いため息が出た。
仕事モード全開のタイミングで見たからか、アドレナリンがドバドバ出ているように感じた。変な自己啓発本を読むよりずっと刺激をもらえる。
なんというか、私ももっと難しくて面白いことやりたい!という気持ちになった。これはきっと、仕事好きの人にはたまらないだろうなぁ。
一晩寝かせるのも勿体無くて、鑑賞後すぐにPCを立ち上げた。
これだけの衝動をもたらす作品もなかなかに珍しい。
面白いことは難しい。
でも難しいからこそ面白い。
誰もが知っている、わかりきったものの安心感もいいけれど、どうせやるなら茨の道でも面白い方を。
この感じ、院生の頃に感じていた世界と似ているなと思う。
何かを創り出すのって、誰にでもできることではない。
そして私は全然ダメだった。創り出せないほうの人間。
そこに異論はない。
ただ、私にも得意なことはあって、それは諦めて世の中に出てみてから気がついた。その得意なことのおかげで今は、それなりに面白いことができているのではないかと思う。
それでもまだ足りなかった。それなりじゃダメだ。
多分もっと面白いことができるはず。
そう思えただけでも見る価値があった。
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明日の朝には冷静になって、何を大袈裟なことを。と思っているかもしれない。でも、このなんともいえないヒリヒリした気持ちがないと、本当に面白いことはできないんだろうな、とも思う。
つい、守りがちな私だけどたまにはこんな思想に浸ってみるのも悪くない。
私は組織で生きることがあまり得意ではない。
だから今の生き方が自分の中で最適解だと思っている。
そんな私だからこそできること、もっとあるような気がして今とてもワクワクしている。
そのお気持ちだけで十分です…と言いたいところですが、ありがたく受け取らせていただいた暁にはnoteの記事に反映させられるような使い方をしたいと思います。